子供部屋

硝子のシューズは痛いだけ

ベストコスメ2017+α

新年、明けましておめでとうございます。

 

 

昨年末、はてなブログTwitter等でも話題となっていた2017年ベストコスメ発表会。今更ながら便乗、とはいっても、便乗する波はとうに引いてしまったため己の手足をバタつかせさざ波を起こすような形で書き記したいと思う。

 

ここで挙げる物は、2017年発売の商品という括りではなく、2017年の一年の間に私個人が購入した物の中から選んだものとする。

 

けしてコスメヲタクと言えるような者でもなく、それどころか、最近はジャニヲタですらないだろうとツッコまれそうな中途半端な人間が、ただただこれ良いよ好きだよと言いたいだけの記事である。

 

 

 

 

〇基礎化粧品

 

・カウブランド 無添加うるおい洗顔
f:id:tachimi:20180111122518j:image

洗い上がりが優しく、気持ちが良い。流石、牛乳石鹸良い石鹸。

 

 

・リッツ  シェイプモイストローション/リッチローション
f:id:tachimi:20180111122533j:image

夏場は白、今は青のリッチローションを使用中。しっかりと潤うのに、べたつかない。心なしか肌がもちもちとする。リピートしやすいお値段なのも有難い。

 

 

・石澤研究所  アクネバリア薬用プロテクトジェルクリーム
f:id:tachimi:20180111122623j:image

乾燥やホルモンバランスの乱れからくる顎~口周りの肌荒れに悩まされ、すがる思いで購入。劇的な変化があるわけではないが、じわじわと治っていくのを実感できる。

 

 

キールズ  ミッドナイトボタニカル アイ
f:id:tachimi:20180111122552j:image

初日に効果を実感。夜のスキンケアの最後に米粒大のこれで軽くマッサージをするだけで、翌朝の目の開きが違う。二重線もくっきり。涙袋もふっくらとしてきた気がする。

 

 

○化粧品

 

・ボビィ ブラウン  インテンシブ スキン セラム ファンデーション
f:id:tachimi:20180111122737j:image

接触イベント対策(過去記事参照)に購入。艶肌仕上がり。スキンケア成分が配合されているおかげか、一日中つけていても肌が疲れない。匂いも好き。伸びがよく、一回量がスポイト(?)一滴程度で済む為コスパもグッド。

 

・リンメル  CCパウダー エアリーフィニッシュ プレストハイカバー
f:id:tachimi:20180111122752j:image

粉物はつい落として割ってしまうことが多いため、プチプラを使用。カバー力はあるがリキッドファンデの艶感を邪魔することもなく、お気に入り。付属のパフも使いやすい。

 

・ベネフィーク セオティ  マスカラベース(ブラックフォーカス)
f:id:tachimi:20180111122807j:image

青みがかった液が綺麗、単品でも使用可。昼寝をした日でさえも夜までカールキープしてくれる優れもの。マスカラを重ねても残る艶感と繊細な仕上がりに、もう君以外愛せない。

 

 

○トリートメント

 

・ディーセス リンゲージ ミュー 4+
f:id:tachimi:20180111123018j:image

現場前日用、日常使いは別商品を。ジャニヲタ現場コスメでも必ずといっていいほど取り上げられるトリートメント、私は使い切りサイズのこちらを使用。当日、気合を入れてしっかり目に巻いても毛先がパサつくこともなく綺麗に仕上がる。

 

 

 

 以上が、私のベストコスメ2017である。

 

そして2018年、初購入品がこちら。


f:id:tachimi:20180111123327j:image 

しっかりと色づく赤リップが欲しくて色々なブランドを見ていたら辿り着いたのが資生堂のルージュ ルージュ。カウンターで綺麗なBAさんがズラリと並べてくれた赤の中から2色を試してToffee Appleを選択。りんご飴のような可愛らしさと大人の華やかさのバランスが絶妙な一色。実際に乗せてみると少し朱色がかって発色する為、私のTHE 日本人顔にぴったりと馴染んでくれる。持ちも良い。

漆塗りのような艶々とした黒のケースに赤のロゴが洒落ている。これを資生堂のリップブラシに取り唇に塗る瞬間、自分がいい女になったと勘違いしそうになるのも楽しい。


f:id:tachimi:20180111123344j:image

そして、赤リップをメインのメイクにする場合、手持ちのパープルシャドウでは少しくどくなると考え購入したアイシャドウが今流行りのDAZZ SHOPのスパークリングジェムである。色は02 POKER FACE。ふるふるのシャドウを人差し指で掬い瞼に乗せ中指を使ってアイホール全体に伸ばし、更に人差し指で掬ったシャドウを二重幅に重ねるだけで、簡単にグラデーションがつくれる優れもの。濡れたような上品な艶瞼が夜まで続く。色っぽくなる(※当社比)。

コスデコのアイグロウジェムとも悩んだが、色味と名前に惹かれてこちらを選択。品自体が良いのは勿論、色名に凝った物はそれだけでテンションが上がる。


f:id:tachimi:20180111123402j:image

最後はキングダム リキッドアイライナーS、滲まない・落ちない・色褪せない・毛先がほつれない・描きやすい、120点満点のアイライナーである。昨年のクリスマスイブに行われた豊永さんのアコースティックライブにおいて一曲目から涙を流しっぱなしにしていても耐え抜いてくれた頼もしさ。

商品としては、昨年の夏に発売された限定色バーガンディが初購入の為リピート買いと言うのが正確ではあるが、黒は初ということで。

これを少し目尻長めに引いて大人を気取りたい(もういい大人だが)。

 

 

2018年早々コスメを購入したのは、今年一年を頑張れるように自分自身に気合いを入れる為というのも勿論あるのだけれど、今週末に祐君との接触(チケットを取った後にハイタッチ会から握手会に変更され逆詐欺にあった気分)、2月に大阪で行われる豊永さんと上村君の王様ジャングル(以下王ジャン)にも当選と、2ヶ月連続で接近戦が控えているからだ。少しでも可愛く綺麗な自分で会いたい、そんな、ヲタクならば誰しもが持つ感情ゆえである。

今回の王ジャンはサイン会であり接「触」は無いのだが(あっても困る、無理、耐えられない)、過去のレポを見る限りほとんどの声優さんが名前を書いてくれる際に「○○(名前)さんだね?」と声に出して確認し目の前で名前を呼んでくれるそうだ。

異性に下の名前を呼んでもらうなんてときメモGSくらいしか経験がないのに(流石に盛った)、どストライクな顔面どストライクな声がそれをしてくれるだなんて、その上、上村君もあの可愛い声で名前を呼んでくれるなんて、心のICレコーダーにしっかりと録音し宝物にしたいと思う。

正直、今から緊張している。

 

 

 

 

 

 

……ん、イフオア?

 

 

その話はしないでいただきたい。

 

 

(涙)

 

 

 

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2017年下半期現場まとめ+α

下半期の現場が全て終了した為、年が明ける前にまとめておきたいと思う。ブログに記事としてまとめているものもそうでないものも。

 

 

 

 

 

 

7月

 

・ジャニ勉番協

FUJIWARA中村静香ちゃんの回。FUJIWARAのお陰で、収録時間中、メンバーも客席もずっと笑いっぱなしのとても楽しいひとときであった。静香ちゃんもずっとニコニコしていて可愛かった、胸元が強調されるような衣装では無かったのに色っぽい身体つきなのが見てとれたのは流石プロ。

入場前にロビーで整列していたら、頭上の渡り廊下からすばちゃんがひょこっと顔を出して「あっ!」と天使の笑顔を向けてくれたり、大倉が右腕をひょいと挙げて軽く挨拶してくれたりと、嬉しいサプライズが。収録中もセット転換のわずかな時間に大倉がのそのそと客席までやってきて話しかけてくれるなど、「番組協力」として参加してくれている者一緒に番組をつくりあげる者への敬意とサービス精神が感じられ、あらためて彼等のことを好きになれた時間であった。そして、久しぶりに間近で観た関ジャニ∞(亮ちゃん欠席)はやはり顔面が最高であった。

 

・JAM大阪

JAM名古屋に記述する為、省略。

 

畠中祐「STAND UP」発売記念イベント トーク&お渡し会

突き抜けるような歌声、まっすぐな力強さが良い。トークの(自他ともに認める)ポンコツっぷりからは想像できないパフォーマンスのギャップ、振り幅。セカンドシングルは勿論、個人名義でのライブもいつか開催してくれることを願って。

 

 

 

8月

 

JAM名古屋2公演

「今」提供できる関ジャニ∞のすべて放出したライブだった。まさに、ジャムのように煮詰められた、濃厚なライブであった。

掬っても掬ってもビンの底が見えない、そんなグループだ。

 

 

 

9月

 

畠中祐・悠太のポン☆コツ再生工場ステージイベント両部

東海ラジオのレギュラー番組の公開収録。このイベントへ行くまで番組自体を聴いたことも無かったが、帰宅後すぐにradiko.jpのプレミアム会員に登録。若手声優といい歳のおじさんが小学生レベルの下ネタトークを繰り広げたりしょうもない話をぐだぐだとしているだけなのだが、疲れたときに聴くにはちょうど良い(褒めている)。

 

 

 

10月

 

・夢色キャストDREAM☆SHOW2017

いわゆるキャラクターライブ(正確にはこのイベントはライブでなくSHOWなのだけれども)に参加するのは初めてだったが、まさに夢の世界であった。

上手くは言えないが、キャラクターが実在した。実際に存在しているのは声帯を担当するキャスト達ではあるのだが、全身を使ってキャラクターを表出させていた。ある人は自らにキャラクターを憑依させるかのように、またある人は自らをフラットな状態に保つことで、声のみでキャラクターを表現したりと、各々のやり方で夢色カンパニーをつくりあげていた。

 

・KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!夜の部

この作品に関しては色々と複雑な想いを抱えてはいるのだが、キャスト達が皆自らの演じるキャラクターを大切にしてくれている誠実に向き合ってくれているのがこのライブを通してあらためて伝わったのもあり、この先を、作品の未来を、見たいと願うばかりである。

 

 

 

12月

 

・音楽朗読劇ホムンクルス

3.5次元のエンターテイメントを目指す音楽朗読劇プロジェクト「Reading High」の第一回公演、10日昼の部を観劇。

豪華キャスト陣によるト書きのない台詞のみの朗読で進められる物語、それを引き立たせる生の音楽と派手な舞台演出等々……綴りたいことは沢山あるけれども、今回は一番のお目当てであった豊永利行さんについての感想に的を絞りたいと思う。

禁忌の術によって生み出されたホムンクルスの4兄弟を巡る物語の中で、豊永さんの役「バルド」は「完全体だが表情が作れないホムンクルス」であり、ムードメーカー的存在の3男だ。どんな場面でもどんな感情を抱いても常に笑顔を浮かべている。「誰からも愛される少年のようなキャラ」である彼は、お喋りをしながら腰に手をあてたり小首を傾げたりと、あざとささえ感じられる程チャーミングだった。

自分の出番ではない瞬間でさえも、豊永さんは「バルド」であった。登場のない場面では役者個人に当たっているライトは消灯され各自に用意されている椅子に座って出番を待つことになっているのだが、その待機時間ですらも彼はキャラクターとして生き続けていた。お利口さんな男の子のようにちょこんと座り膝に手を乗せ両足を前に投げ出すようにしてバルドとして生きていた。

そして何よりも驚かされたのは、物語の終盤に現れたもうひとつの役としての豊永さん。この二役目は重要なネタバレ要素となるので事前情報としては知らされていなかった、バルドとは正反対の役どころ、温かみが一切感じられない人物であった。一瞬のうちに変身、それはただに声色を変えるだとか演じ分けをするといった単純なものではなく、全く別の空気を纏っていた、憑依していた、その姿にぞくぞくさせられた。まるで関パニの信ちゃんのように「ちょ、おま、ふり幅広すぎるやろ……」と。とんでもない人を好きになってしまったと感じさせられた。

(※キャラクター紹介はパンフレットより一部抜粋・参照)

 

豊永利行アコースティックライブ2017☆メルマガの皆さまへ。メリクリ☆昼公演

2017年最後の現場は最高の現場であった、最高のクリスマスイブであった。

アコースティックライブという形をとるにあたり最後列まで歌と想いが届くようにという本人の希望から、表参道のスパイラルビルの中にある小さなホールでこのライブは行われた。

前述した朗読劇では役者・豊永利行としての技術に圧倒され、今回はシンガーソングライター・豊永利行としての魅力を存分に楽しませて貰えた時間となった。

ギターとキーボードのみを従え、ホームパーティークリスマス仕様に飾られたこじんまりとしたステージに登場した豊永さんは、軽快なトークを交えながら、キュートでセクシーでお茶目でかっこよくて優しくて温かくて切なくて、一曲ごとに全く別の顔を「魅せて」くれるエンターティナー。歌詞に合わせて変化する彼の表情も仕草も、歌を引き立たせる絶妙なスパイスとなっている。

そして、客席をちゃんと見ていた。それは、目と目が合うといった直接的なことは勿論、一人一人に歌っている伝えてくれていると感じさせる力のある、とても丁寧な人なのだと知った。

丁寧なのはパフォーマンスだけではなく、話す言葉ひとつ取ってもそうだ。ある曲について「説明」するという言葉を用いた直後に「紹介(お話し、だったかもしれない)」すると言い換えたことがあった。また、ある曲に関しては「割と大切(大事)な曲」と続けかけた後に「割と大切(大事)って(言い方は)なんだろう、どの曲も大切(大事)だよ」といったニュアンスで言い換えたこともあった。

「説明」という言葉を否定したのは、客席と「対話する」というかたちのトークを大切にしているのだろう、一方通行ではなく「共有する」というスタンスでいたいのだろうと、想像した。「割と大切(大事)」という言葉を言い直したのは、その曲自体への敬意と同等に、観客それぞれにとって特別な一曲があるということを踏まえた上でフラットな立場でいることを選択した結果出た言葉なのだろうと、想像した。

とても素敵な考え方だと思った。

 

 

 

 

 

 

ど新規が分かったように書いているのは、我ながら可笑しい。かつての自分自身が、ど新規が知ったかぶった口ぶりで私の大好きだった人に関して語るのを鼻で笑っていたくせに。同じことをしてしまっているのだな。

 

けれども、誰かを新しく好きになるってすごく素敵で楽しいことだ。この煌めきをカタチに残しておきたい、大切にしてあげたい。それは悪いことではない、誰にも笑う権利なんてない。

そんな当たり前のことを、今年、新しく好きになった2人の男性に教えてもらった。

 

私のペースで、大切にしていきたい。

来年もどうかよろしく、出来るだけ長くよろしく。

 

 

 

 

そして何よりも大切な関ジャニ∞へ。

いつもありがとう。ずっとありがとう。

(※昨日のライブで購入したパーカーを羽織りながら)
f:id:tachimi:20171225180039j:image

KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!

10月21日に幕張メッセで開催された、「KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!」夜の部に参加してきた。

 

簡単に説明をすると、今回のイベントは、アニメ映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」とその続編「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」に出てくるスタァ候補生たち(要はJr.のようなもの)のキャストによるライブイベントである。

彼等はプリズムスタァ(フィギュアスケート、ダンス、ファッションを融合させたショーを披露する者を指す)を目指し、養成学校であるエーデルローズで日々鍛錬を積んだり寮生活を通して青春の日々を送る。

 

 

出演者とそのキャラクターは以下の8名(サプライズゲスト等は除く)だ。

 

・一条シン(CV.寺島惇太):中学3年生。純粋、ピュア、まっすぐ。「KING OF PRISM by PrettyRhythm」では主人公ポジション。実は人間ではない(?)等の様々な設定が隠されているようで、未だに謎の多い子である。

・太刀花ユキノジョウ(CV.斉藤壮馬):高校1年生。歌舞伎界のプリンセスだが、女形であることに抵抗がある。制服を着ていても隠せない気品、麗しさ。しかし、少し天然なところも。

・香賀美タイガ(CV.畠中祐):中学3年生。硬派で素行不良で女嫌い、ビジュアルは前髪重めの黒髪にタレ目というヲタクの大好きな設定が盛り盛り。

・十王院カケル(CV.八代拓):高校1年生。本名は十王院一男。総資産20兆円の十王院財閥の跡取り。女の子が大好きでチャラチャラしているように見せかけて根はヲタクで真面目。私の推し

・鷹梁ミナト(CV.五十嵐雅):高校1年生。名前である「ミナト(港)」のように皆の帰る場所、おおらかで大きい。人を立てる分、自己評価が低いきらいがある。皆の食事を作ってくれるからか、(作品内でなく現実の世界のファンから)ママと呼ばれることも。

・西園寺レオ(CV.永塚拓馬):中学2年生。女の子のようなビジュアルだが、男らしくなりたいと考えている。ユキ様(ユキノジョウ)に憧れており常に傍に居る(ドジっ子なユキ様のお世話をする為でもあると考えられる)。

・鈴野ユウ(CV.内田雄馬):中学1年生。自らをゼウスと名乗る厨二病真っ盛り。頭脳明晰で自らを天才と自負するような面を持つが、にんじんが食べられないというショタ属性も兼ね備えている。プリズムスタァの姉が居る。

・大和アレクサンダー(CV.武内駿輔):高校1年生。エーデルローズと対立関係にあるシュワルツローズに所属する。褐色の肌とシックスパックを持つ強面の男。彼のファンの通称は「アレクの女」。

 

 

 

 

 幸運にもアリーナAブロック、その中でも前から数えた方が早い席で、私は18時の開演を待っていた。

 

ライブのOPを飾ったのは、TRFの「BOY MEETS GIRL」

 

この作品は元となるTVアニメシリーズの頃からTRFの曲を用いており(作中のキャラクターにも明らかに某DJを意識した男性が登場している)、「KING OF PRISM by PrettyRhythm」内でも先輩スタァのライブの前座として候補生達皆で「皆でいつものBOY MEETS GIRL」を披露するといった発言がある。キンプリの世界では、ジャニヲタ的に言えばJr.の披露する「Can do! Can go!」のようなポジションだろうか。

 

しかし、肝心のライブシーンは本編での描写がなく、「こちらの世界の」候補生ファンが待ち望んでいた念願の一曲であった。

 

それぞれのカラーの衣装に身を包んだ7人が登場した瞬間は、まさに、21世紀で最高の出来事。

 

これが「皆でいつものBOY MEETS GIRL」なのだと。ダンスも合間に挟むファンサービスも、各々がこのキャラクターならこうする!と思わされる思わせてくれるものばかりで、幕張メッセという「こちらの世界」は、一気に「キンプリの世界」となり、私達客席はキンプリの世界のモブヲタに様変わりした。

 

そして、目まぐるしく披露されるソロ曲、ユニット曲のメドレー。ユニット曲は、キャラクターによっては今回出演していない先輩スタァのメンバーと歌っている人も居たが、それぞれがソロ歌唱で充分にその世界観を表現していた。

 

 

 

ここで今回も、私個人の各キャスト達への感想をそれぞれに書いておきたい。DREAM☆SHOWのときもそうだが、これらはジャニヲタがジャニヲタ目線で好き勝手に書いているだけであるゆえ、もし記事を見てくださる推しの方たちがいたとしたら「○○君(さん)はこんなのじゃない」という感想を抱かれるかもしれないが、大目に見てやって欲しいというのが勝手なお願いだ。

 

・惇太さん

昨年のトーク&ハイタッチ会以来。この方はまさにシンちゃん。あんなにも笑顔がピュアなアラサーがいていいのか。パフォーマンスも良い意味で個性が突出しないタイプ、センターとしてバランスのとれた存在。シンちゃん自体がまっさらでありながらも謎の多い子な為、素の自分を出すと成立しないという非常に難しい役目を見事にこなしていた。

強火レオ君推しなのは今も健在で、レオ君役のながにゃんが喋る度に動く度に満面の笑みを浮かべながら頷いていたのが印象的(笑)

 

斉藤壮馬(何となくフルネーム)

ミーハー丸出しは承知だが、つねづね、「一度どこかでさいとーそーま見てえなぁ」と思っていたので今回見ることが出来て嬉しかった。

感想はというと、男の人に「艶めかしい」という感情を抱くとは思いもよらなかったというのがひとつ。ソロ曲で着物衣装を纏い花道を歩く姿、その所作のひとつひとつが美しかったのは元々の彼の持つものなのか歌舞伎役者であるユキ様ゆえのものなのか。空気を持っている人。

「アゲハ蝶、夢舞い恋しぐれ 」の「時が止まればいい」という歌詞と共に多少の距離こそあれど0ズレ位置に止まられた時は、「いや、止まらないでよ。私の心臓が止まるがな」という色々な意味で笑えない状況に陥った。

 

内田雄馬(こちらも何となくフルネーム)

この子も、「一度どこかでうちだゆーま見てえなぁ」と思っていた子なので嬉しかった。

良い意味で自己中心的・独善的・攻撃的なパフォーマンスをする印象。まさに、全知全能のゼウスにふさわしい。ソロ曲ではその力強さで会場を圧倒させ、ユニット曲は縋るような甘さで魅了し、表現の幅が広い。色々と狡い。

最後、斉藤壮馬と肩を組んで出てきて「この方を知らないのか、ユキノジョウさんだぞ!!」などと茶目っ気たっぷりに笑う顔の可愛さは小悪魔級だった。

 

・五十嵐さん

昨年のトーク&ハイタッチ会以来。相変わらず「五十嵐節」全開のトークで私達を楽しませてくれた。

本職が舞台俳優なのもあり、ステージを大きく使う動きが上手。ソロ曲では歌詞に合わせてお砂糖を数えるような振り付けを取り入れていた姿もソーキュート。

年下声優に囲まれる中、弄られポジションというか愛されキャラというか、そういった立ち位置を許していることにも彼の大きさがうかがえる。まさにミナトさんのように。

最後、感極まって涙する姿には私も周囲も思わずもらい泣きし、「頑張れー!」「ママ、泣かないで―!」とリアル応援(上映)状態に。

 

・永にゃん

今回が初。

本当にレオ君の声だった(当たり前)。どこから出してるのあの声。そして、ニーハイ。ピンクのボーダーとピンク一色の二―ハイをそれぞれ片方ずつ履いて許される26歳男性がこの世に存在したことも驚きだが、私自身もまさかこの年齢になってタメの男性声優の履くニーハイの脚に萌える日が来るとは思ってもみなかった。脚綺麗だね。

仕草もいちいち可愛くてまさにレオ君だった。あれには惇太さんじゃなくても満面の笑みになる。

MCタイムに入る際の客席からのお手ふりに、切り上げるタイミングを失ったのか少し戸惑いの表情を浮かべながらもギリギリまで一所懸命に手を振りかえし続ける姿も可愛らしかったし、レオ君らしいと思わせてくれた。

 

・武内君

今回が初。彼はライバルポジションのキャラクターとしての登場で、ソロ曲も無いしライブの出番も圧倒的に他の人と比べて少ない分、他の人よりも情報量の少ない状態でコメントをするのは難しい部分もあるのだけれども、ただこれだけは言わせて欲しい。

貴方、本当に20歳になったばかりですか????????

タイガ君役である祐君と「EZ DO DANCE」を歌い踊る姿、ほとばしる色気は何だ。あの瞬間、幕張メッセの客席全員が年齢性別問わず「アレクの女」と化した。

 

八代拓(この子も呼び方が定まらない為、フルネーム表記で) 

なんばの舞台挨拶以来。この子がカケルで本当に良かったと、彼の「十王院カケル」に対するキャラクター観を聞いたりその姿を見たりする度に思わされる。

今回、外ハネのヘアセットにシルバーフレームの眼鏡をかけた姿はまさに「十王院拓」であり、「八代カケル」であったと同時に「十王院カケル」がそこに居た。彼を通して、私は確かにこの目で十王院カケルを観たのだ。

それは外見に関してだけではない。自分の色のキンブレを振る子にピンポイントでファンサービスをするところも、投げチューが軽率なところも、私の中のカケル像そのものだった。カケルは「皆のカケル君」と言いつつ、ちゃんと一途に自分を見てくれる子をちゃんと特別にしてくれる子だと思うから……だから、私はカケルからファンサを貰えなかったのだろうな(笑)

 

 

だって、私は、途中から、手はオレンジを振りながらも、視線は別の子を追ってしまっていたから。

 

 

 

 

そう、香賀美タイガ役の畠中祐のことである。

 

このライブをもって、彼が私の中で「推し」になった。

 

イベントに行ったりプレをつっこんだりしておいて、今更かと言われそうだけれども、推しというポジションを設置することは私にとって簡単なことではなくて、名乗るからには「ちゃんと」したいと考えてしまったり、とはいっても、本職(?)がジャニヲタなのは変えることは出来ないし、変えるつもりもないし……と、ずっと一人で馬鹿みたいに(実際そうだが)考えていた。 

 

 

本当に馬鹿みたいだ。

 

そんなつまらないもの、彼のパフォーマンスを目の前にしたら一瞬にして崩れ落ちた。

 

それはEZ DO DANCEだったか、タイガ君のソロ曲レジェンド・ワールドでの出来事であったか。今となっては分からないが、彼が目の前で0ズレの位置からその視線の先で確かに私を貫いた。サバイバルナイフのような鋭さで、そのダンスと歌声というパフォーマンスを武器に、全身をズタズタに引き裂いてきた。

 

「君だけを見ている」という歌詞のように私だけを見ていただなんて言うつもりはない。そこまで自惚れはしない。けれども、彼の向けた視線の中に、その一部に、確かに私は存在していた。長年のジャニヲタ人生で培ったカンと本能が告げていた。

 

瞳が濡れるのを感じていた。涙こそ流れなかったが、すごく痛かった。

 

この痛みを、私は知っていた。

 

私が濱田君を見た最後のコンサートで、会場さえ違えども今日とほぼ同じブロック列番号の座席でEternalを歌い上げる濱田君が「輝く未来も涙も 全てくれないか」と、確かに私を視線の先で押さえつけてきたことを。そのときの痛みとよく似ていた。肉食獣に捕えられたかのように動けなくなって怖くなって、けれどもたまらなく幸せで。

 

城ホールで自担(だった人)に誓ったはずの未来が、幕張メッセで年下声優のものになるとは誰が想像できただろうか。

 

なんてつまらない冗談はさておき、その瞬間に、私は座席に崩れ落ちるしかなかったのだ。キンブレを持った両手で庇うようにして自分を抱きしめながら。

 

それ以降は彼がどこにいようと、目の前にカケルが来ようと、私は反対側にいるタイガ君、いや、祐君を見続けていた。

 

この瞬間、確かに彼は「推し」になったのだ。

 

 

 

 

長年ジャニヲタだった私にとって、そして現在進行形で「そう」な私が、声優の推しをつくるということ自体が新鮮であると同時に分からないことばかりである。

Twitterでリアルタイムの写真が無料で手に入ることも、イベントの多さと距離の近さも、例えば500円の缶バッジを購入しただけでゆっくりハイタッチ出来る上に3往復は余裕で喋ることが出来るなんて、アルバムを大量購入し抽選に当たった上で握手会に参加したは良いが担当と喋るどころか手に触れたかも分からない速度で後ろから肩を掴まれ投げ飛ばされるのが当たり前の世界でずっと生きてきた身としてはカルチャーショックのレベルである。正直、楽しいし嬉しい。

 

頑張れば頑張るほど、この場合の「頑張り」とはお金を出せば出すほどという意味で、返ってくるものはわかり易く大きいのだろうとは思う。

プレゼントをあげられること自体もそれに対してTwitterでお礼を言ってくれるのも嬉しくて、つい何かしらを入れてしまう。

 

けれども、頑張ることが目的にならないようにしたいと思う。楽しめる範囲で楽しく推したいと思う。

何よりも私はジャニヲタだし、お洋服もお化粧品も大好き、お芝居を観るのも好き、美術館や博物館へ行くことも好き、美味しいものを食べることも好き、その沢山の好きの内のひとつとして、推し事を加えたい。

 

この気持ちがいつまで続くものかは分からないけれども、折角の縁だから大切にしたい。長く続けば良いと願う。

 

余談ではあるが、ちょうどこのタイミングで、ライブの日の夜OAの、東海ラジオの番組冒頭で私のお便りを読んで貰えたという嬉しい偶然があったことは記念に書き残しておきたい。

残念ながら、リアルタイムの私は夜行バスの集合時間直前にやっとシャワー室が空いてマッハで事を済ませていたというそれどころではない状況であった為、後日視聴して知ったのだが。リアルタイム、ライブ直後のテンションで聴いてみたかった。

 

 

 

 

 

話をライブに戻そう。

 

実は今回、あまり予習をしないでライブの日を迎えていた。ユニット曲に関しては推しのユニット以外は聴かないまま当日を迎えていた。

 

大好きな大切な作品のはずなのに、ここ最近は素直な気持ちばかりで楽しめないことも増えていたからだ。

 

公式に候補生たちが蔑ろにされていると感じることが増えたり、先輩男子スタァと候補生たちの為に使ったお金が彼等に還元されず何故か元となるTVシリーズの女子キャラクター達に使われたり、作品に対する制作陣の発言にも疑問を覚えたり不快に思うこと(一番は、声の大きい腐った女子達の意見を続編に逆輸入したといった発言)も度々で、大好きな子たちが大切にされていないことに最近は憤りを感じていた。熱も冷めようとしていた。

 

 

けれども、キャスト陣は皆が皆、本当に素晴らしかった。

キャラクターを理解し、愛してくれていた。

キャラクター達の距離感を大切にしてくれていた。

 

特に、作品内でも二次創作でも多く見られる組み合わせのコンビ2組、レオ君ユキ様とカケルとタイガ君は絶妙に、上手にやってくれていた。

 

レオ君とユキ様のユニット曲「異体同心RESPECT!」は、レオ君がユキ様に憧れの気持ちを抱いているのは勿論のこと、女形に抵抗のあるユキ様はユキ様でレオ君の持つ天然の可憐さや女性らしさを尊敬しているという、互いへの想いがまっすぐに描かれた曲である。

 

この曲を、レオ君はユキ様のように表情をキリッと引き締め、逆にユキ様は可愛らしささえ感じられる柔らかい笑顔を浮べながらレオ君を見つめながら歌い上げていた。まさに、互いへのRESPECTを込めて。

 

そして最後、暗転と共にふたりがハグをする姿に、その瞬間は確かに、暗闇の中で普段のようにキリッとしたユキ様と可憐なレオ君が互いを抱き締めあっていたのが見えた。

 

それは、どこまでも純粋な想いで、どこまでもまっすぐな姿だった。

あれを腐媚だとかなんだとか言う奴がいたらバラバラにしてやる。

 

 

カケルとタイガ君も同様だ。彼等こそ声の大きい腐った女子達の恰好の餌食(私自身もその気が無いとは言えないから否定はしないが、それを公式が逆輸入したというのは大変な問題である)になったコンビだが、本来はそうでは無かった筈だ。

 

カケルはカケルで財閥の跡取りとして子供の頃から汚い大人の世界で揉まれて生きてきた分タイガ君の純粋さに惹かれているのだろうし(あとその純粋さからからかいがいがあると楽しんでいるところもあると考える)、タイガ君はタイガ君で何だかんだで言いつつカケルがシュワルツローズに寝返ったと勘違いした際は本気で怒り不機嫌なのを隠そうとしなかった仲間想いなところがある、ベストパートナー、シンメトリーなのだ。

 

最後の曲、候補生全員の曲「ドラマチックLOVE」はそんな彼等が印象的なパートをデュエットで歌う箇所がふたつある。

 

ひとつ目のパートでは、メインステージにたったふたりで残されたカケルとタイガ君が横に並んで、カケルがチョけてタイガ君の肩に頭を乗せたかと思えばタイガ君はタイガ君で「仕方ねーな……」という表情でそれに付き合うという理想の距離感で理想のやりとりを見せてくれた。

 

そのくせに、ふたつ目のパートに差し掛かる直前、先に笑顔で相手を見つめたのはタイガ君だった。

 

ライブの空気に呑まれたのか、楽しくなって開放的になっているのか、分からないけれども、タイガ君らしいなと思った。根拠は無いけれども。無垢な笑顔を浮かべるタイガ君がそこに居た。

 

根拠は無いけれども、「正解」だと、そう思った。ふたりの関係として、花丸100点満点、理想のカケルとタイガ君がそこに在った。

 

これも腐媚だとかなんだとか言う奴がいたらバラバラにしてやる。

 

 

キャストの皆、いくら自分で声をあてたキャラクターとはいえ、たった映画2本分、しかも各々に割り当てられた描写はほんの僅かであり、他は円盤特典やドラマCD程度という圧倒的に情報量が不足している中で、よくここまで納得させられるだけのキャラクター像を作り上げ私達に見せてくれた、魅せてくれた。本当に有難い気持ちでいっぱいだ。

 

そんな彼等を見ていると、やっぱりこの作品を諦めることは出来なくて、この先を見たいと願ってしまう。

 

複雑な想いを抱きながらも、最後にこれだけは言わせてほしい。

 

 

 

「ありがとうの代わりに、好きって言わせて」

夢色キャストDREAM☆SHOW2017

10月7日に、恋するミュージカルリズムゲーム「夢色キャスト」初のライブイベントが幕張メッセで開催された。アプリゲーム2周年の記念も兼ねた、そして、キャスト7人全員が集結する初めてのイベントでもあった。

 

 

 

まず簡単に、夢色キャストとは、夢色カンパニーという名のミュージカル劇団の中で「脚本家とキャスト7人が織りなす青春ドラマ」であり、プレイヤーはリズムゲームをプレイしながら座付の脚本家として彼等と苦楽を共にしたり恋に落ちたりすると言うのが主な物語である。
f:id:tachimi:20171008183631j:image(左→右)

朝日奈響也(CV.逢坂良太):夢色カンパニーの主宰。王道王子枠

橘蒼星(CV.豊永利行):響也の幼馴染。劇団員兼、カンパニーの裏方業務全般を担う。過保護(対響也)眼鏡枠(※推し)

城ヶ崎昴(CV.畠中祐):怪我によりサッカー選手への夢が閉ざされた後に、ミュージカルと出逢う。劇団内ではアクション指導を担当。ムードメーカー元気っ子枠

藤村伊織(CV.花江夏樹):歌舞伎の世界からミュージカルへ。演技指導担当。ツンツンデレ

新堂カイト(CV.林勇):俺様ボーカリスト。歌唱指導担当。だめんず・うぉーかー育成枠

桜木陽向(CV.上村祐翔):元天才子役。衣装・ヘアメイク担当。あざと小悪魔枠

雨宮仁(CV.小野友樹):ブロードウェイ出身のダンサー。ダンス指導担当。エロい兄枠

(※一部、公式HPより抜粋)

 

若干悪口に見えないでもない紹介含め、出演者(の演じるキャスト達の)ざっくりとしたキャラクター像はこのような感じだ。

 

 

 

 

 

 

スタンド席の入口へと段を登った瞬間、そこはまさに、夢の世界だった。

 

とても今日1日だけの、しかも1公演の為だけのセットとは思えないつくりであった。

赤い絨毯を敷いたような大階段のメインステージ、小さいながらもバクステも存在していた。

 

自慢ではないが、物心ついたときからジャニーズ事務所のエンターテインメントの世界に魅了され続けてきた(自分でも書いていて悲しくなるくらいに自慢にならない)私ですら、そのステージを見た瞬間、周囲の若い子達に混じり「キャー♡♡♡すごーい♡♡♡♡」と声をあげてしまった。

 

更に、5分前にもなるとスクリーンに各キャラクターからの今日の意気込みやメッセージが映像として流れ、会場の興奮は最高潮に。

 

 

そして、開演。

 

 

 

 

 

「「「「「「「 Welcome song, welcome dance……」」」」」」」

 

OP曲であるCALL HEVEN!!(以下コルへ)と共に、黒燕尾服を纏った7人のキャストが登場。

 

「 扉開けて 別の世界へと  君を連れ去りたいプロローグ」

「驚いたかい?  もう戻れないんだよ  だから楽しんで my world」

 

主宰と推しが歌い繋ぐと、そこはもう幕張メッセではなく夢色カンパニーの劇場だった。それからは各パートごとにコンビで肩を組んだりアイコンタクトをしたりと、それぞれの関係性がよく表れたパフォーマンスを各自が織り交ぜながら、一瞬にして会場を7つの色に染め上げた。

 

コルへの後は怒涛のソロ曲メドレー、個性をむき出しに、キャラクター本人としての各自の生き様を余すことなく見せつけた。

 

そして休む間もなく、ゲーム内でも人気の高い公演曲を次々と披露。

始まるまで気になっていたのが、夢色キャストはミュージカルを題材とした作品の為、公演(曲)の度に衣装の使いまわしが不可能であるという点だ。しかし、まさかたった一公演のためにそこまで……と期待半分妥協半分の姿勢でいた。

 

見事に裏切られた。

 

全楽曲の全衣裳を、ゲームのキャラクター達が着ているデザインそのままに再現されていたのである。

衣裳を着てただ歌い踊るだけではなく、「役を演じているキャラクターとしての」小芝居を挟んだりモニター等を使用しての演出も手を抜かず、アイドル作品としっかり区別をつけた「レビュー」を披露した。かたくなにLIVEとは言わずに、DREAM☆SHOWと掲げただけはある。

今回披露された公演曲はすべてソロまたは2人で歌うもので構成されていたからこそ可能であったとはいえ、曲順や衣装替えなど些細なミスですら命取りになる。舞台裏ではまさにジャニーズのコンサートと同じような光景が繰り広げられていたに違いない。

いかにキャスト陣や制作陣がこの作品をこのたった一回の公演を大切にしてくれているのかが十二分に伝わってきた。

 

 

 

そう、ジャニーズのコンサートといえば、トロッコでの客席登場が定番だが、まさかここでそれを見ることになるとは思わなかった。

 

アンコール前の最後の楽曲でトロッコが登場、スタンドを一周して物理的にも客と近づく工夫をしてくれた。お客様を第一に考える夢色カンパニーの信念を様々なかたちで体現してくれたのである。

 

 

 

ここで、私個人の各キャスト達への感想をそれぞれに書いておきたい。

 

・逢坂さん

6月のファンミ以来2回目。艶のある良い意味で癖のない歌声がまさにカンパニーの軸といったところ。響也として居てくれているときと、後に触れるMCタイムにおいての素の口の悪さ(ボケ6人に対し、ツッコミが逢坂さん1人という重労働ゆえ仕方がないといえよう)の高低差が良い。私もあの絶対零度の視線付きで怒られたい。

実は今回がご本人にとって初ライブだったようで、幕が上がる直前まで「緊張する…」と呟いていたことを豊永さんに暴露されていたのが驚きの落ち着きようだった。まさに主宰。

肩から二の腕にかけてのラインがセクシーなことを発見。ありがとう、Sand Mirage(の衣装)。

 

・花江君

今回が初。ソロ曲の間奏でリズムゲーム中に聴ける伊織のパートボイスを差し込んで来たり、最後の挨拶でも伊織として彼の好物ネタを盛り込んだり(ツンツンデレな彼はテンションが上がっている今しか言えないだろうからという前提で)「愛している」と言ってくれたり、サービス精神旺盛な人だという印象。また、MCタイムで水分補給をしようとしたときに逢坂さんのペットボトルだけステージ上に無いことが発覚した瞬間、いち早く自らの水を差しだしてあげていた優しさも素敵。

個人的にものすごくタイプ。顔が。

 

・勇さん

6月のファンミ以来2回目。他キャストに「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」と称されるうちのひとり。バンド活動を通じて培ったと思われるパフォーマンス力と空間支配能力の高さが印象的。トロッコによる客席登場時も、他キャストが客席のどの方向を見ているかをさり気なく確認し、置いてけぼりになる客が出ないように身体の向きを変えていたのが忘れられない。

キャラクターに合わせた俺様感溢れる演技と少年のような素の笑顔のギャップの暴力。

カイトさんソロ公演楽曲「神々の戦宴」で巫女のような神のような装束を纏い静かに歌い上げる姿には神々しいの一言、それに向かい松明のような輝きを放つオレンジのキンブレやペンライトをかざす客席の我々はさながら宗教儀式のようであった。

 

・上村君

6月のファンミ以来2回目。可愛い。ひたすら可愛い。陽向として喋るときも素で喋るときも会場全体がきゅんきゅんしていた。陽向個人のソロ曲「硝子のシューズが似合わない」では、元天才子役が処世術としてつくりあげた悲しいくらいに完璧なあざとさを見事に振り付けに落とし込んでいた。ちなみに当ブログの「硝子のシューズは痛いだけ」というフレーズはこの楽曲からの引用である。

締めの挨拶で、一番最初にステージに出てきて客席のペンライトを見た瞬間に思わず「綺麗……」と呟いてしまったことや衣装替えにハケている僅かな時間でさえも「もう一度あの景色(客席の光)が見たい」とそわそわしていたことを一生懸命に伝えてくれる純度100000000000000000000000000%さに心身が浄化された。

 

・祐君

何回目か(ざっくり)。「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」のもうひとり。今まで参加してきたものが舞台挨拶や接触イベントばかりだったのもあり、彼のパフォーマンスを観るのは実は今回が初。

見事に落とされて惚れて帰ることになった。多分、あの日賢プロコンビ(勇さんと)に落ちなかった客は居なかったと思う。軸のぶれない綺麗なダンスに加え、昴の持つ温かさや力強さに溢れた歌声に、ときめくなというのは無理な注文だ。水色(蒼星カラー)のペンライトとキンブレを握り締めながら「たすくくんかっこいい~泣、しゅき。。。」と知能指数マイナス値の呟きを繰り返していた。

縮毛強制をかけたばかりなせいか、盛れていた。

 

・友樹さん

今回が初。とにかく声がセクシー。MC中に急遽開催された「おねーさん選手権(陽向がゲーム内でプレイヤーのことをおねーさんと呼ぶことからステージで上村君がそれを発する度に黄色い声があがるのを嫉妬?した一部キャストの提案により、それぞれの自キャラクターの言い方でおねーさんと言い競うカオスな選手権)」において、「2周年の今日、今夜、どう?俺だけのお姉さん」と吐息混じりに意味深にとんでもなく色っぽい台詞を披露しヲタクを一気にオンナへと変化させた、かーらーの、全開にっこり笑顔のギャップ。以前ネットの海のどこかで「おのゆの笑顔はまさに、守りたいこの笑顔……って感じ」といったような呟きを見たことがあるが、まさにその通りであった。

また、最後の挨拶では物販開始直後の時間帯にブラインド式缶バッジを購入した客全員が何故か仁さん確定ガチャ状態となっておりSNSをざわつかせていたことについて触れ、誰も傷つかない言い方でそれを笑いに変えていたのも印象的であった。本当に良い人なのだろう。

 

・豊永さん

今回が初。顔面と声帯がどストライクに好き。

知るきっかけはベタに某フィギュアスケートアニメ。今まで、良い声だなと思う声優さんは何人もいたが、「好きな声だな」と思ったのは初めてのことだった。そしてあるとき偶然にTwitterで顔を知り一目惚れをした、というのが一連の流れである。(後に既婚者と知りガチ凹みした)

実際の姿も、好きな顔で好きな声だった……ここに来ていきなり文章が崩れ始めてきているのは気のせいではない。どう書けばいいか分からないくらいに好きな顔で好きな声だったのだ。(大切なことなので)

大倉とは全然違うじゃないか、という声が聞こえてきそうだが、私はあくまでも彼の顔面は観賞用として好きな顔面であるというだけであり、実際に好きになるのは花江君や豊永さんのような目が細…切れ長眼鏡ばかりなのである。あ、そうだね、花江君も既婚者だね。(遠い目)

声が好きだから蒼星推しになったのか、蒼星が好きだから豊永さんの声がより好きになったのか、卵が先か鶏が先かという問題は未だに自分の中で答えが出ることは無いのだが、そんなことはもうどうでも良いのである。

ただ、ただ、橘蒼星が豊永利行で良かった。蒼星でいてくれて有難う、と。

最後の挨拶で、「我々役者は個人で活動していて、普段は俺が一番俺が一番だけれども、蒼星としてステージに立っているときは他の皆がワーッてなる(言われている)のを見てると嬉しいんですよね」「蒼星としてソロで歌っているときも感極まりそうになって……」など、本当に全身全霊で橘蒼星としてこの瞬間を生きてくれた。蒼星推しで良かった、本当に幸せだと、心から思う。

 

 

 

 

 

最後の曲が終わり、ハケて。長いアンコールの後に再びキャスト7人が登場してMCタイムが始まった。

 

それと同時に、

 

「……ここからはやっと素で喋っていいんだよね?」

「俺らとして喋っていいの!!??(いい笑顔)」

 

とはしゃぐ小野豊永を皮切りに、6人が瞬時にゴリラと化し、その真ん中で呆れ倒す逢坂さんという地獄絵図がステージで繰り広げられた。

その後は何故か3:3に分かれステージの大階段に縦に並び座りあすなろ抱きの姿勢を取るなど意味不明な行動が続き、逢坂さんが「夢を壊すな!!」「先輩だけどごめんなさい、この、糞先輩共!!」と一蹴しようやくその場が収まるも、壊れた夢はもう元に戻ることは無かった……

 

 

 

いやでも、本当に仲が良いのね。7人。勿論、他の仕事で一緒になる機会が多かったり、事務所が一緒だったりと、この作品だけが彼等にとっての仕事でも繋がりでもないけれども、それでも、夢色キャストとしてこの7人でいる事が嬉しいという気持ちが溢れていた。

年齢もほどよくバラけているせいなのか、本当に夢色カンパニーの7人の空気感がそこにはあった。素で喋っているのに、そこには確かに夢色カンパニーが在った。

散々ふざけきったくせに、最後の挨拶は各自が演者としてキャラクターとしてそれぞれの方法で作品や私達に対する想いをしっかりと伝えてくれた。狡くないか、もう。

 

「じじ色カンパニーになるまでやりたいね!」「そしたら皆銀色だね!」なんて、この先の未来を楽しく話しながら。

 

 

 

そして最後の曲、「NEVER END STORIES」

 

「仲間」

 

という歌詞に差しかかった瞬間に、ステージの中央で、確かに響也と蒼星がしっかりと互いの肩を組んだのを、その光景を、私は一生忘れる事は無いだろう。

蒼星が少し背伸びをしていたように見えたのは気のせいだということにしておこう。

 

 

 

 

 

 

夢色キャストは、マイナーとまではいかないだろうが他の女性向けアプリに比べると正直少し影が薄いような気がしないでもない。

 

けれども、メインストーリーと個々の恋愛ドラマはフルボイス仕様であるし、掘り下げが丁寧だ。キャラクター演じるミュージカルの公演に合わせた個性豊かな楽曲もひとつひとつが素晴らしい。

 

もしも、これを読んだジャニヲタの中で少しでも夢色キャストに興味を持った人がいたらぜひDLしてみて欲しい。

貴方も世界にたった一人の脚本家になってみないか。

 

最近になって新たにライバル劇団も登場した、そちらをきっかけにしてもいい。一緒に夢色キャストの未来を創って欲しい。物語が終わらないように……

 

 


f:id:tachimi:20171010191334j:image

 

関ジャニ∞の好きなところ、素敵なところ

遅ればせながら、世界一可愛いちっちゃいおっさんとそのグループのお誕生日を記念して。

 

彼等を応援し始めてかれこれ干支を一周してしまうくらいの年月が経った。元々飽き性の私がこれほどまでの期間同じ人達を好きでいるというのは、まさに、「奇跡の人(達)」である。

 

何がこれほどまでに私を惹きつけるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

①顔が良い

まず、彼等は顔が良い。

7人7様に顔面偏差値が高い。薄顔から濃い顔までよりどりみどりでバランスも良い、やや、濃い顔の割合が大きい気はするが。

ちなみに、お察しの通り、私の好みのタイプは薄顔だ。

顔面の数値に反比例するかのように、偏差値は著しく低いところも良い。JAM LADYのようなサイコ―に頭の悪い曲があんなにも似合うサイコ―にかっこいい男達に、母性がはたらかないわけがない。

 

 

②上下関係がしっかりしている

何だかんだで、年下4人が年上3人に対し「対先輩」のスタイルを貫いていること。

最近で言えばエイタメのコメンタリーでの行動にそれが顕著にあらわれている。料理の注文をとったり運ばれてきたものを配膳したりを、4人が率先して行っていた。

また、年上3人がチームを組んだり話をしたりする姿があると、ファンよりも嬉しそうな反応をみせるのも、やはり年下4人である。先輩としての尊敬は勿論のこと、彼等が一番の「三馬鹿」ファンであるというのもたまらなく愛おしい点である。

 

 

③喧嘩が出来るところ

上下関係なく言うべきことを言い合える関係というのはなかなか築けるものではない。なあなあで済ませず、互いを高め合いグループを守る為に傷を負うことのできる勇気を全員が持っている。

 

 

④「ありがとう」

彼等はすぐにこの言葉を口にする。これもコメンタリーの話になるが、皆が皆ほんの些細なことで「ありがとう」とお礼を言っている。一度、その合計を数えてみようと試みたがすぐに断念したくらいには頻度が高い。

長年の付き合いだからこそ互いへの感謝の気持ちを大切にしなければならないという意識があるのか、意識しているからこそ長く付き合えるのか、彼等にしか分からないが、見習うべきことだ。

 

 

 

あらためて、本当に素敵なグループだ。

あらためて、お誕生日おめでとうございます。笑顔に溢れる一年となりますように。

最近のお気に入りコスメ

ジャニーズカテゴリーらしい記事を書けというごもっともな言葉が聞こえてきそうだけれども、

 

コスメが好き。

 

 

 

詳しいわけでもないしお金もちなわけでもないけれど、手の届く範囲であれこれ試したり買うのが楽しい。

 

自分の為でもあるし、自分の好きな人のファンはブスばかりだと他ファンや本人に思われたくはないからだ。それを踏まえると、実質、ジャニーズ記事だと言っても過言ではないだろう。

 

というわけで、最近の購入品の中から特にお気に入りのものを数点ピックアップし紹介していこう。

 

 

 

 

○ファンデーション
f:id:tachimi:20170922101155j:image

ポン☆コツ再生工場イベントのハイタッチに備えて購入。スキンケア効果をうたっているだけあって、落とした後にも肌がモチモチしっとりしているのを実感出来る。香りにも癒される。カバー力より艶感重視。

 

 

○チーク
f:id:tachimi:20170922102424j:image

ファンデーションをTUして貰ったときに衝動買い、リップにもチークにも使える練りタイプ。

 ファンデーションの後(パウダーの前)に頬骨を中心に軽くとんとんすると、内側から蒸気したような自然な頬になる。

私の購入したパウダーピンクは使い勝手の良い色味。チークとしてのみ使用する場合も、合わせるリップカラーを選ばない万能さ。

 

 

○リップ
f:id:tachimi:20170922103134j:image

リップはボビィブラウンの一本にする、浮気しない!という誓いはどこへやら。

メイクの中でも一番リップメイクが好き。その日の気分でアイテムを変える、お守りのような要素もある。今は3アイテムを主に使用。

秋冬に向けて赤リップが欲しくなり、RD462を選択。じわっと染みでるような色の出が可愛い。

 

 

○リップクリーム
f:id:tachimi:20170922104030j:image

艶々しすぎない使い心地がお気に入り。後のリップカラーがしっかりと密着するのに乾燥もしないという絶妙なバランス。香りもほんのり柔らかく丁度いい。

 

 

 

 

そして今は、10月に発売予定の
f:id:tachimi:20170922104605j:image

コレが楽しみ。ブラウンがかった赤リップ、基本パープル~ピンク系のメイクの私にはなかなかのチャレンジカラーだからプチプラで試せるのは嬉しいね。

 

 

 

 

本日も自己満記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ジャニヲタとスキンケア

昔から肌が綺麗だと言われることは多かった。

 

肌「は」綺麗だ。顔面のパーツと配置の総合値はそうでもない(オブラート)のだから、肌「くらい」は綺麗でいてもバチは当たらないだろう。

 

 

 

しかし、9月に入り少し経ったころ、急に口周りが乾燥しだしファンデーションは塗ったそばからバリバリと剥がれ落ちるようになり、赤い大人ニキビが顎を支配するようになった。

通常のスキンケアの一回量を増やしても皮膚科の薬を塗ってもどうにもならなかった為、とうとうスキンケア用品そのものを見直すことにした。

 

 

向かった先はKiehl'sである。母親がアイクリームを愛用しており、その効果を間近で見てきた信頼から選択した。

 

店に入ってすぐに白衣の店員さんが話しかけてくれた為、今の悩みを打ち明け、まずは肌の状態を確認してもらうことになった。


f:id:tachimi:20170918120030j:image

 

絶望的な結果がそこにはあった。

 

店員さんも、声色こそ優しいがもはやお叱りに近いアドバイスをこんこんと説きはじめたレベルである。

唯一、毛穴が無いことは褒めて(?)貰えた。

 

夏の紫外線によりバリア機能が失われ化粧水等のケア用品が効果を発揮することが出来ない状態であり、まずは肌自体を修復するところから始めなければいけなかった。

 

そして、普段の私のスキンケアから変えられそうなものや差し込めそうな商品をピックアップし紹介してもらった結果、洗顔料と化粧水と美容液の購入を決めた。

 

 

 

洗顔
f:id:tachimi:20170918122235j:image

モコモコの泡の中にほんのりスクラブを感じる程度の優しい洗い上がり。確かに後の化粧水の吸収率が良い。夜、お風呂でのみ使用。

 

○化粧水
f:id:tachimi:20170918122557j:image

薬草っぽい匂いがする、好きな匂い。モチモチするのにベタつかない。ぐんぐん染み込むのを感じられるから、「ケアしてる感」にテンションが上がる。

 

○美容液
f:id:tachimi:20170918123140j:image

夜のスキンケア時に、ニキビに軽く乗せるように塗る。使い始めたその日から赤みが引き顎の凹凸が改善されるのを実感。

 

 

 

先週の木曜日に購入し一週間も経たないうちに、口元のファンデーションは浮かなくなりニキビもほとんどなくなった。

今まで、メイク用品にはお金をかけてもスキンケアはDS商品ばかりでそれで何も困るようなことは無かったのだが、今回のトラブルを通じて、土台となる肌自体がしっかりしていないと折角のメイクも意味をなさないのを痛感させられた。

会計の際に清水の舞台から飛び降りるような気持ちになっただけはある、と。

 

これらのスキンケアをこれからもずっと続けるのは(財力の面で)私には少し厳しいところがあるが、使い切った後も、出来る範囲でスキンケア用品の見直しをしていきたいと思う。DSコスメだって優秀だもの。

 

 

 

Kiehl'sの店員さん、優しくも的確な指導を有難うございました。

 

 

さあ、肌を綺麗にして、よりメイク乗りの良い状態で推しや担当に会いに行こうではないか!