子供部屋

硝子のシューズは痛いだけ

夢色キャストDREAM☆SHOW2017

10月7日に、恋するミュージカルリズムゲーム「夢色キャスト」初のライブイベントが幕張メッセで開催された。アプリゲーム2周年の記念も兼ねた、そして、キャスト7人全員が集結する初めてのイベントでもあった。

 

 

 

まず簡単に、夢色キャストとは、夢色カンパニーという名のミュージカル劇団の中で「脚本家とキャスト7人が織りなす青春ドラマ」であり、プレイヤーはリズムゲームをプレイしながら座付の脚本家として彼等と苦楽を共にしたり恋に落ちたりすると言うのが主な物語である。
f:id:tachimi:20171008183631j:image(左→右)

朝日奈響也(CV.逢坂良太):夢色カンパニーの主宰。王道王子枠

橘蒼星(CV.豊永利行):響也の幼馴染。劇団員兼、カンパニーの裏方業務全般を担う。過保護(対響也)眼鏡枠(※推し)

城ヶ崎昴(CV.畠中祐):怪我によりサッカー選手への夢が閉ざされた後に、ミュージカルと出逢う。劇団内ではアクション指導を担当。ムードメーカー元気っ子枠

藤村伊織(CV.花江夏樹):歌舞伎の世界からミュージカルへ。演技指導担当。ツンツンデレ

新堂カイト(CV.林勇):俺様ボーカリスト。歌唱指導担当。だめんず・うぉーかー育成枠

桜木陽向(CV.上村祐翔):元天才子役。衣装・ヘアメイク担当。あざと小悪魔枠

雨宮仁(CV.小野友樹):ブロードウェイ出身のダンサー。ダンス指導担当。エロい兄枠

 

若干悪口に見えないでもない紹介含め、出演者(の演じるキャスト達の)ざっくりとしたキャラクター像はこのような感じだ。

 

 

 

 

 

 

スタンド席の入口へと段を登った瞬間、そこはまさに、夢の世界だった。

 

とても今日1日だけの、しかも1公演の為だけのセットとは思えないつくりであった。

赤い絨毯を敷いたような大階段のメインステージ、小さいながらもバクステも存在していた。

 

自慢ではないが、物心ついたときからジャニーズ事務所のエンターテインメントの世界に魅了され続けてきた(自分でも書いていて悲しくなるくらいに自慢にならない)私ですら、そのステージを見た瞬間、周囲の若い子達に混じり「キャー♡♡♡すごーい♡♡♡♡」と声をあげてしまった。

 

更に、5分前にもなるとスクリーンに各キャラクターからの今日の意気込みやメッセージが映像として流れ、会場の興奮は最高潮に。

 

 

そして、開演。

 

 

 

 

 

「「「「「「「 Welcome song, welcome dance……」」」」」」」

 

OP曲であるCALL HEVEN!!(以下コルへ)と共に、黒燕尾服を纏った7人のキャストが登場。

 

「 扉開けて 別の世界へと  君を連れ去りたいプロローグ」

「驚いたかい?  もう戻れないんだよ  だから楽しんで my world」

 

主宰と推しが歌い繋ぐと、そこはもう幕張メッセではなく夢色カンパニーの劇場だった。それからは各パートごとにコンビで肩を組んだりアイコンタクトをしたりと、それぞれの関係性がよく表れたパフォーマンスを各自が織り交ぜながら、一瞬にして会場を7つの色に染め上げた。

 

コルへの後は怒涛のソロ曲メドレー、個性をむき出しに、キャラクター本人としての各自の生き様を余すことなく見せつけた。

 

そして休む間もなく、ゲーム内でも人気の高い公演曲を次々と披露。

始まるまで気になっていたのが、夢色キャストはミュージカルを題材とした作品の為、公演(曲)の度に衣装の使いまわしが不可能であるという点だ。しかし、まさかたった一公演のためにそこまで……と期待半分妥協半分の姿勢でいた。

 

見事に裏切られた。

 

全楽曲の全衣裳を、ゲームのキャラクター達が着ているデザインそのままに再現されていたのである。

衣裳を着てただ歌い踊るだけではなく、「役を演じているキャラクターとしての」小芝居を挟んだりモニター等を使用しての演出も手を抜かず、アイドル作品としっかり区別をつけた「レビュー」を披露した。かたくなにLIVEとは言わずに、DREAM☆SHOWと掲げただけはある。

今回披露された公演曲はすべてソロまたは2人で歌うもので構成されていたからこそ可能であったとはいえ、曲順や衣装替えなど些細なミスですら命取りになる。舞台裏ではまさにジャニーズのコンサートと同じような光景が繰り広げられていたに違いない。

いかにキャスト陣や制作陣がこの作品をこのたった一回の公演を大切にしてくれているのかが十二分に伝わってきた。

 

 

 

そう、ジャニーズのコンサートといえば、トロッコでの客席登場が定番だが、まさかここでそれを見ることになるとは思わなかった。

 

アンコール前の最後の楽曲でトロッコが登場、スタンドを一周して物理的にも客と近づく工夫をしてくれた。お客様を第一に考える夢色カンパニーの信念を様々なかたちで体現してくれたのである。

 

 

 

ここで、私個人の各キャスト達への感想をそれぞれに書いておきたい。

 

・逢坂さん

6月のファンミ以来2回目。艶のある良い意味で癖のない歌声がまさにカンパニーの軸といったところ。響也として居てくれているときと、後に触れるMCタイムにおいての素の口の悪さ(ボケ6人に対し、ツッコミが逢坂さん1人という重労働ゆえ仕方がないといえよう)の高低差が良い。私もあの絶対零度の視線付きで怒られたい。

実は今回がご本人にとって初ライブだったようで、幕が上がる直前まで「緊張する…」と呟いていたことを豊永さんに暴露されていたのが驚きの落ち着きようだった。まさに主宰。

肩から二の腕にかけてのラインがセクシーなことを発見。ありがとう、Sand Mirage(の衣装)。

 

・花江君

今回が初。ソロ曲の間奏でリズムゲーム中に聴ける伊織のパートボイスを差し込んで来たり、最後の挨拶でも伊織として彼の好物ネタを盛り込んだり(ツンツンデレな彼はテンションが上がっている今しか言えないだろうからという前提で)「愛している」と言ってくれたり、サービス精神旺盛な人だという印象。また、MCタイムで水分補給をしようとしたときに逢坂さんのペットボトルだけステージ上に無いことが発覚した瞬間、いち早く自らの水を差しだしてあげていた優しさも素敵。

個人的にものすごくタイプ。顔が。

 

・勇さん

6月のファンミ以来2回目。他キャストに「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」と称されるうちのひとり。バンド活動を通じて培ったと思われるパフォーマンス力と空間支配能力の高さが印象的。トロッコによる客席登場時も、他キャストが客席のどの方向を見ているかをさり気なく確認し、置いてけぼりになる客が出ないように身体の向きを変えていたのが忘れられない。

キャラクターに合わせた俺様感溢れる演技と少年のような素の笑顔のギャップの暴力。

カイトさんソロ公演楽曲「神々の戦宴」で巫女のような神のような装束を纏い静かに歌い上げる姿には神々しいの一言、それに向かい松明のような輝きを放つオレンジのキンブレやペンライトをかざす客席の我々はさながら宗教儀式のようであった。

 

・上村君

6月のファンミ以来2回目。可愛い。ひたすら可愛い。陽向として喋るときも素で喋るときも会場全体がきゅんきゅんしていた。陽向個人のソロ曲「硝子のシューズが似合わない」では、元天才子役が処世術としてつくりあげた悲しいくらいに完璧なあざとさを見事に振り付けに落とし込んでいた。ちなみに当ブログの「硝子のシューズは痛いだけ」というフレーズはこの楽曲からの引用である。

締めの挨拶で、一番最初にステージに出てきて客席のペンライトを見た瞬間に思わず「綺麗……」と呟いてしまったことや衣装替えにハケている僅かな時間でさえも「もう一度あの景色(客席の光)が見たい」とそわそわしていたことを一生懸命に伝えてくれる純度100000000000000000000000000%さに心身が浄化された。

 

・祐君

何回目か(ざっくり)。「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」のもうひとり。今まで参加してきたものが舞台挨拶や接触イベントばかりだったのもあり、彼のパフォーマンスを観るのは実は今回が初。

見事に落とされて惚れて帰ることになった。多分、あの日賢プロコンビ(勇さんと)に落ちなかった客は居なかったと思う。軸のぶれない綺麗なダンスに加え、昴の持つ温かさや力強さに溢れた歌声に、ときめくなというのは無理な注文だ。水色(蒼星カラー)のペンライトとキンブレを握り締めながら「たすくくんかっこいい~泣、しゅき。。。」と知能指数マイナス値の呟きを繰り返していた。

縮毛強制をかけたばかりなせいか、盛れていた。

 

・友樹さん

今回が初。とにかく声がセクシー。MC中に急遽開催された「おねーさん選手権(陽向がゲーム内でプレイヤーのことをおねーさんと呼ぶことからステージで上村君がそれを発する度に黄色い声があがるのを嫉妬?した一部キャストの提案により、それぞれの自キャラクターの言い方でおねーさんと言い競うカオスな選手権)」において、「2周年の今日、今夜、どう?俺だけのお姉さん」と吐息混じりに意味深にとんでもなく色っぽい台詞を披露しヲタクを一気にオンナへと変化させた、かーらーの、全開にっこり笑顔のギャップ。以前ネットの海のどこかで「おのゆの笑顔はまさに、守りたいこの笑顔……って感じ」といったような呟きを見たことがあるが、まさにその通りであった。

また、最後の挨拶では物販開始直後の時間帯にブラインド式缶バッジを購入した客全員が何故か仁さん確定ガチャ状態となっておりSNSをざわつかせていたことについて触れ、誰も傷つかない言い方でそれを笑いに変えていたのも印象的であった。本当に良い人なのだろう。

 

・豊永さん

今回が初。顔面と声帯がどストライクに好き。

知るきっかけはベタに某フィギュアスケートアニメ。今まで、良い声だなと思う声優さんは何人もいたが、「好きな声だな」と思ったのは初めてのことだった。そしてあるとき偶然にTwitterで顔を知り一目惚れをした、というのが一連の流れである。(後に既婚者と知りガチ凹みした)

実際の姿も、好きな顔で好きな声だった……ここに来ていきなり文章が崩れ始めてきているのは気のせいではない。どう書けばいいか分からないくらいに好きな顔で好きな声だったのだ。(大切なことなので)

大倉とは全然違うじゃないか、という声が聞こえてきそうだが、私はあくまでも彼の顔面は観賞用として好きな顔面であるというだけであり、実際に好きになるのは花江君や豊永さんのような目が細…切れ長眼鏡ばかりなのである。あ、そうだね、花江君も既婚者だね。(遠い目)

声が好きだから蒼星推しになったのか、蒼星が好きだから豊永さんの声がより好きになったのか、卵が先か鶏が先かという問題は未だに自分の中で答えが出ることは無いのだが、そんなことはもうどうでも良いのである。

ただ、ただ、橘蒼星が豊永利行で良かった。蒼星でいてくれて有難う、と。

最後の挨拶で、「我々役者は個人で活動していて、普段は俺が一番俺が一番だけれども、蒼星としてステージに立っているときは他の皆がワーッてなる(言われている)のを見てると嬉しいんですよね」「蒼星としてソロで歌っているときも感極まりそうになって……」など、本当に全身全霊で橘蒼星としてこの瞬間を生きてくれた。蒼星推しで良かった、本当に幸せだと、心から思う。

 

 

 

 

 

最後の曲が終わり、ハケて。長いアンコールの後に再びキャスト7人が登場してMCタイムが始まった。

 

それと同時に、

 

「……ここからはやっと素で喋っていいんだよね?」

「俺らとして喋っていいの!!??(いい笑顔)」

 

とはしゃぐ小野豊永を皮切りに、6人が瞬時にゴリラと化し、その真ん中で呆れ倒す逢坂さんという地獄絵図がステージで繰り広げられた。

その後は何故か3:3に分かれステージの大階段に縦に並び座りあすなろ抱きの姿勢を取るなど意味不明な行動が続き、逢坂さんが「夢を壊すな!!」「先輩だけどごめんなさい、この、糞先輩共!!」と一蹴しようやくその場が収まるも、壊れた夢はもう元に戻ることは無かった……

 

 

 

いやでも、本当に仲が良いのね。7人。勿論、他の仕事で一緒になる機会が多かったり、事務所が一緒だったりと、この作品だけが彼等にとっての仕事でも繋がりでもないけれども、それでも、夢色キャストとしてこの7人でいる事が嬉しいという気持ちが溢れていた。

年齢もほどよくバラけているせいなのか、本当に夢色カンパニーの7人の空気感がそこにはあった。素で喋っているのに、そこには確かに夢色カンパニーが在った。

散々ふざけきったくせに、最後の挨拶は各自が演者としてキャラクターとしてそれぞれの方法で作品や私達に対する想いをしっかりと伝えてくれた。狡くないか、もう。

 

「じじ色カンパニーになるまでやりたいね!」「そしたら皆銀色だね!」なんて、この先の未来を楽しく話しながら。

 

 

 

そして最後の曲、「NEVER END STORIES」

 

「仲間」

 

という歌詞に差しかかった瞬間に、ステージの中央で、確かに響也と蒼星がしっかりと互いの肩を組んだのを、その光景を、私は一生忘れる事は無いだろう。

蒼星が少し背伸びをしていたように見えたのは気のせいだということにしておこう。

 

 

 

 

 

 

夢色キャストは、マイナーとまではいかないだろうが他の女性向けアプリに比べると正直少し影が薄いような気がしないでもない。

 

けれども、メインストーリーと個々の恋愛ドラマはフルボイス仕様であるし、掘り下げが丁寧だ。キャラクター演じるミュージカルの公演に合わせた個性豊かな楽曲もひとつひとつが素晴らしい。

 

もしも、これを読んだジャニヲタの中で少しでも夢色キャストに興味を持った人がいたらぜひDLしてみて欲しい。

貴方も世界にたった一人の脚本家になってみないか。

 

最近になって新たにライバル劇団も登場した、そちらをきっかけにしてもいい。一緒に夢色キャストの未来を創って欲しい。物語が終わらないように……

 

 


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