子供部屋

硝子のシューズは痛いだけ

KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!

10月21日に幕張メッセで開催された、「KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!」夜の部に参加してきた。

 

簡単に説明をすると、今回のイベントは、アニメ映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」とその続編「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」に出てくるスタァ候補生たち(要はJr.のようなもの)のキャストによるライブイベントである。

彼等はプリズムスタァ(フィギュアスケート、ダンス、ファッションを融合させたショーを披露する者を指す)を目指し、養成学校であるエーデルローズで日々鍛錬を積んだり寮生活を通して青春の日々を送る。

 

 

出演者とそのキャラクターは以下の8名(サプライズゲスト等は除く)だ。

 

・一条シン(CV.寺島惇太):中学3年生。純粋、ピュア、まっすぐ。「KING OF PRISM by PrettyRhythm」では主人公ポジション。実は人間ではない(?)等の様々な設定が隠されているようで、未だに謎の多い子である。

・太刀花ユキノジョウ(CV.斉藤壮馬):高校1年生。歌舞伎界のプリンセスだが、女形であることに抵抗がある。制服を着ていても隠せない気品、麗しさ。しかし、少し天然なところも。

・香賀美タイガ(CV.畠中祐):中学3年生。硬派で素行不良で女嫌い、ビジュアルは前髪重めの黒髪にタレ目というヲタクの大好きな設定が盛り盛り。

・十王院カケル(CV.八代拓):高校1年生。本名は十王院一男。総資産20兆円の十王院財閥の跡取り。女の子が大好きでチャラチャラしているように見せかけて根はヲタクで真面目。私の推し

・鷹梁ミナト(CV.五十嵐雅):高校1年生。名前である「ミナト(港)」のように皆の帰る場所、おおらかで大きい。人を立てる分、自己評価が低いきらいがある。皆の食事を作ってくれるからか、(作品内でなく現実の世界のファンから)ママと呼ばれることも。

・西園寺レオ(CV.永塚拓馬):中学2年生。女の子のようなビジュアルだが、男らしくなりたいと考えている。ユキ様(ユキノジョウ)に憧れており常に傍に居る(ドジっ子なユキ様のお世話をする為でもあると考えられる)。

・鈴野ユウ(CV.内田雄馬):中学1年生。自らをゼウスと名乗る厨二病真っ盛り。頭脳明晰で自らを天才と自負するような面を持つが、にんじんが食べられないというショタ属性も兼ね備えている。プリズムスタァの姉が居る。

・大和アレクサンダー(CV.武内駿輔):高校1年生。エーデルローズと対立関係にあるシュワルツローズに所属する。褐色の肌とシックスパックを持つ強面の男。彼のファンの通称は「アレクの女」。

 

 

 

 

 幸運にもアリーナAブロック、その中でも前から数えた方が早い席で、私は18時の開演を待っていた。

 

ライブのOPを飾ったのは、TRFの「BOY MEETS GIRL」

 

この作品は元となるTVアニメシリーズの頃からTRFの曲を用いており(作中のキャラクターにも明らかに某DJを意識した男性が登場している)、「KING OF PRISM by PrettyRhythm」内でも先輩スタァのライブの前座として候補生達皆で「皆でいつものBOY MEETS GIRL」を披露するといった発言がある。キンプリの世界では、ジャニヲタ的に言えばJr.の披露する「Can do! Can go!」のようなポジションだろうか。

 

しかし、肝心のライブシーンは本編での描写がなく、「こちらの世界の」候補生ファンが待ち望んでいた念願の一曲であった。

 

それぞれのカラーの衣装に身を包んだ7人が登場した瞬間は、まさに、21世紀で最高の出来事。

 

これが「皆でいつものBOY MEETS GIRL」なのだと。ダンスも合間に挟むファンサービスも、各々がこのキャラクターならこうする!と思わされる思わせてくれるものばかりで、幕張メッセという「こちらの世界」は、一気に「キンプリの世界」となり、私達客席はキンプリの世界のモブヲタに様変わりした。

 

そして、目まぐるしく披露されるソロ曲、ユニット曲のメドレー。ユニット曲は、キャラクターによっては今回出演していない先輩スタァのメンバーと歌っている人も居たが、それぞれがソロ歌唱で充分にその世界観を表現していた。

 

 

 

ここで今回も、私個人の各キャスト達への感想をそれぞれに書いておきたい。DREAM☆SHOWのときもそうだが、これらはジャニヲタがジャニヲタ目線で好き勝手に書いているだけであるゆえ、もし記事を見てくださる推しの方たちがいたとしたら「○○君(さん)はこんなのじゃない」という感想を抱かれるかもしれないが、大目に見てやって欲しいというのが勝手なお願いだ。

 

・惇太さん

昨年のトーク&ハイタッチ会以来。この方はまさにシンちゃん。あんなにも笑顔がピュアなアラサーがいていいのか。パフォーマンスも良い意味で個性が突出しないタイプ、センターとしてバランスのとれた存在。シンちゃん自体がまっさらでありながらも謎の多い子な為、素の自分を出すと成立しないという非常に難しい役目を見事にこなしていた。

強火レオ君推しなのは今も健在で、レオ君役のながにゃんが喋る度に動く度に満面の笑みを浮かべながら頷いていたのが印象的(笑)

 

斉藤壮馬(何となくフルネーム)

ミーハー丸出しは承知だが、つねづね、「一度どこかでさいとーそーま見てえなぁ」と思っていたので今回見ることが出来て嬉しかった。

感想はというと、男の人に「艶めかしい」という感情を抱くとは思いもよらなかったというのがひとつ。ソロ曲で着物衣装を纏い花道を歩く姿、その所作のひとつひとつが美しかったのは元々の彼の持つものなのか歌舞伎役者であるユキ様ゆえのものなのか。空気を持っている人。

「アゲハ蝶、夢舞い恋しぐれ 」の「時が止まればいい」という歌詞と共に多少の距離こそあれど0ズレ位置に止まられた時は、「いや、止まらないでよ。私の心臓が止まるがな」という色々な意味で笑えない状況に陥った。

 

内田雄馬(こちらも何となくフルネーム)

この子も、「一度どこかでうちだゆーま見てえなぁ」と思っていた子なので嬉しかった。

良い意味で自己中心的・独善的・攻撃的なパフォーマンスをする印象。まさに、全知全能のゼウスにふさわしい。ソロ曲ではその力強さで会場を圧倒させ、ユニット曲は縋るような甘さで魅了し、表現の幅が広い。色々と狡い。

最後、斉藤壮馬と肩を組んで出てきて「この方を知らないのか、ユキノジョウさんだぞ!!」などと茶目っ気たっぷりに笑う顔の可愛さは小悪魔級だった。

 

・五十嵐さん

昨年のトーク&ハイタッチ会以来。相変わらず「五十嵐節」全開のトークで私達を楽しませてくれた。

本職が舞台俳優なのもあり、ステージを大きく使う動きが上手。ソロ曲では歌詞に合わせてお砂糖を数えるような振り付けを取り入れていた姿もソーキュート。

年下声優に囲まれる中、弄られポジションというか愛されキャラというか、そういった立ち位置を許していることにも彼の大きさがうかがえる。まさにミナトさんのように。

最後、感極まって涙する姿には私も周囲も思わずもらい泣きし、「頑張れー!」「ママ、泣かないで―!」とリアル応援(上映)状態に。

 

・永にゃん

今回が初。

本当にレオ君の声だった(当たり前)。どこから出してるのあの声。そして、ニーハイ。ピンクのボーダーとピンク一色の二―ハイをそれぞれ片方ずつ履いて許される26歳男性がこの世に存在したことも驚きだが、私自身もまさかこの年齢になってタメの男性声優の履くニーハイの脚に萌える日が来るとは思ってもみなかった。脚綺麗だね。

仕草もいちいち可愛くてまさにレオ君だった。あれには惇太さんじゃなくても満面の笑みになる。

MCタイムに入る際の客席からのお手ふりに、切り上げるタイミングを失ったのか少し戸惑いの表情を浮かべながらもギリギリまで一所懸命に手を振りかえし続ける姿も可愛らしかったし、レオ君らしいと思わせてくれた。

 

・武内君

今回が初。彼はライバルポジションのキャラクターとしての登場で、ソロ曲も無いしライブの出番も圧倒的に他の人と比べて少ない分、他の人よりも情報量の少ない状態でコメントをするのは難しい部分もあるのだけれども、ただこれだけは言わせて欲しい。

貴方、本当に20歳になったばかりですか????????

タイガ君役である祐君と「EZ DO DANCE」を歌い踊る姿、ほとばしる色気は何だ。あの瞬間、幕張メッセの客席全員が年齢性別問わず「アレクの女」と化した。

 

八代拓(この子も呼び方が定まらない為、フルネーム表記で) 

なんばの舞台挨拶以来。この子がカケルで本当に良かったと、彼の「十王院カケル」に対するキャラクター観を聞いたりその姿を見たりする度に思わされる。

今回、外ハネのヘアセットにシルバーフレームの眼鏡をかけた姿はまさに「十王院拓」であり、「八代カケル」であったと同時に「十王院カケル」がそこに居た。彼を通して、私は確かにこの目で十王院カケルを観たのだ。

それは外見に関してだけではない。自分の色のキンブレを振る子にピンポイントでファンサービスをするところも、投げチューが軽率なところも、私の中のカケル像そのものだった。カケルは「皆のカケル君」と言いつつ、ちゃんと一途に自分を見てくれる子をちゃんと特別にしてくれる子だと思うから……だから、私はカケルからファンサを貰えなかったのだろうな(笑)

 

 

だって、私は、途中から、手はオレンジを振りながらも、視線は別の子を追ってしまっていたから。

 

 

 

 

そう、香賀美タイガ役の畠中祐のことである。

 

このライブをもって、彼が私の中で「推し」になった。

 

イベントに行ったりプレをつっこんだりしておいて、今更かと言われそうだけれども、推しというポジションを設置することは私にとって簡単なことではなくて、名乗るからには「ちゃんと」したいと考えてしまったり、とはいっても、本職(?)がジャニヲタなのは変えることは出来ないし、変えるつもりもないし……と、ずっと一人で馬鹿みたいに(実際そうだが)考えていた。 

 

 

本当に馬鹿みたいだ。

 

そんなつまらないもの、彼のパフォーマンスを目の前にしたら一瞬にして崩れ落ちた。

 

それはEZ DO DANCEだったか、タイガ君のソロ曲レジェンド・ワールドでの出来事であったか。今となっては分からないが、彼が目の前で0ズレの位置からその視線の先で確かに私を貫いた。サバイバルナイフのような鋭さで、そのダンスと歌声というパフォーマンスを武器に、全身をズタズタに引き裂いてきた。

 

「君だけを見ている」という歌詞のように私だけを見ていただなんて言うつもりはない。そこまで自惚れはしない。けれども、彼の向けた視線の中に、その一部に、確かに私は存在していた。長年のジャニヲタ人生で培ったカンと本能が告げていた。

 

瞳が濡れるのを感じていた。涙こそ流れなかったが、すごく痛かった。

 

この痛みを、私は知っていた。

 

私が濱田君を見た最後のコンサートで、会場さえ違えども今日とほぼ同じブロック列番号の座席でEternalを歌い上げる濱田君が「輝く未来も涙も 全てくれないか」と、確かに私を視線の先で押さえつけてきたことを。そのときの痛みとよく似ていた。肉食獣に捕えられたかのように動けなくなって怖くなって、けれどもたまらなく幸せで。

 

城ホールで自担(だった人)に誓ったはずの未来が、幕張メッセで年下声優のものになるとは誰が想像できただろうか。

 

なんてつまらない冗談はさておき、その瞬間に、私は座席に崩れ落ちるしかなかったのだ。キンブレを持った両手で庇うようにして自分を抱きしめながら。

 

それ以降は彼がどこにいようと、目の前にカケルが来ようと、私は反対側にいるタイガ君、いや、祐君を見続けていた。

 

この瞬間、確かに彼は「推し」になったのだ。

 

 

 

 

長年ジャニヲタだった私にとって、そして現在進行形で「そう」な私が、声優の推しをつくるということ自体が新鮮であると同時に分からないことばかりである。

Twitterでリアルタイムの写真が無料で手に入ることも、イベントの多さと距離の近さも、例えば500円の缶バッジを購入しただけでゆっくりハイタッチ出来る上に3往復は余裕で喋ることが出来るなんて、アルバムを大量購入し抽選に当たった上で握手会に参加したは良いが担当と喋るどころか手に触れたかも分からない速度で後ろから肩を掴まれ投げ飛ばされるのが当たり前の世界でずっと生きてきた身としてはカルチャーショックのレベルである。正直、楽しいし嬉しい。

 

頑張れば頑張るほど、この場合の「頑張り」とはお金を出せば出すほどという意味で、返ってくるものはわかり易く大きいのだろうとは思う。

プレゼントをあげられること自体もそれに対してTwitterでお礼を言ってくれるのも嬉しくて、つい何かしらを入れてしまう。

 

けれども、頑張ることが目的にならないようにしたいと思う。楽しめる範囲で楽しく推したいと思う。

何よりも私はジャニヲタだし、お洋服もお化粧品も大好き、お芝居を観るのも好き、美術館や博物館へ行くことも好き、美味しいものを食べることも好き、その沢山の好きの内のひとつとして、推し事を加えたい。

 

この気持ちがいつまで続くものかは分からないけれども、折角の縁だから大切にしたい。長く続けば良いと願う。

 

余談ではあるが、ちょうどこのタイミングで、ライブの日の夜OAの、東海ラジオの番組冒頭で私のお便りを読んで貰えたという嬉しい偶然があったことは記念に書き残しておきたい。

残念ながら、リアルタイムの私は夜行バスの集合時間直前にやっとシャワー室が空いてマッハで事を済ませていたというそれどころではない状況であった為、後日視聴して知ったのだが。リアルタイム、ライブ直後のテンションで聴いてみたかった。

 

 

 

 

 

話をライブに戻そう。

 

実は今回、あまり予習をしないでライブの日を迎えていた。ユニット曲に関しては推しのユニット以外は聴かないまま当日を迎えていた。

 

大好きな大切な作品のはずなのに、ここ最近は素直な気持ちばかりで楽しめないことも増えていたからだ。

 

公式に候補生たちが蔑ろにされていると感じることが増えたり、先輩男子スタァと候補生たちの為に使ったお金が彼等に還元されず何故か元となるTVシリーズの女子キャラクター達に使われたり、作品に対する制作陣の発言にも疑問を覚えたり不快に思うこと(一番は、声の大きい腐った女子達の意見を続編に逆輸入したといった発言)も度々で、大好きな子たちが大切にされていないことに最近は憤りを感じていた。熱も冷めようとしていた。

 

 

けれども、キャスト陣は皆が皆、本当に素晴らしかった。

キャラクターを理解し、愛してくれていた。

キャラクター達の距離感を大切にしてくれていた。

 

特に、作品内でも二次創作でも多く見られる組み合わせのコンビ2組、レオ君ユキ様とカケルとタイガ君は絶妙に、上手にやってくれていた。

 

レオ君とユキ様のユニット曲「異体同心RESPECT!」は、レオ君がユキ様に憧れの気持ちを抱いているのは勿論のこと、女形に抵抗のあるユキ様はユキ様でレオ君の持つ天然の可憐さや女性らしさを尊敬しているという、互いへの想いがまっすぐに描かれた曲である。

 

この曲を、レオ君はユキ様のように表情をキリッと引き締め、逆にユキ様は可愛らしささえ感じられる柔らかい笑顔を浮べながらレオ君を見つめながら歌い上げていた。まさに、互いへのRESPECTを込めて。

 

そして最後、暗転と共にふたりがハグをする姿に、その瞬間は確かに、暗闇の中で普段のようにキリッとしたユキ様と可憐なレオ君が互いを抱き締めあっていたのが見えた。

 

それは、どこまでも純粋な想いで、どこまでもまっすぐな姿だった。

あれを腐媚だとかなんだとか言う奴がいたらバラバラにしてやる。

 

 

カケルとタイガ君も同様だ。彼等こそ声の大きい腐った女子達の恰好の餌食(私自身もその気が無いとは言えないから否定はしないが、それを公式が逆輸入したというのは大変な問題である)になったコンビだが、本来はそうでは無かった筈だ。

 

カケルはカケルで財閥の跡取りとして子供の頃から汚い大人の世界で揉まれて生きてきた分タイガ君の純粋さに惹かれているのだろうし(あとその純粋さからからかいがいがあると楽しんでいるところもあると考える)、タイガ君はタイガ君で何だかんだで言いつつカケルがシュワルツローズに寝返ったと勘違いした際は本気で怒り不機嫌なのを隠そうとしなかった仲間想いなところがある、ベストパートナー、シンメトリーなのだ。

 

最後の曲、候補生全員の曲「ドラマチックLOVE」はそんな彼等が印象的なパートをデュエットで歌う箇所がふたつある。

 

ひとつ目のパートでは、メインステージにたったふたりで残されたカケルとタイガ君が横に並んで、カケルがチョけてタイガ君の肩に頭を乗せたかと思えばタイガ君はタイガ君で「仕方ねーな……」という表情でそれに付き合うという理想の距離感で理想のやりとりを見せてくれた。

 

そのくせに、ふたつ目のパートに差し掛かる直前、先に笑顔で相手を見つめたのはタイガ君だった。

 

ライブの空気に呑まれたのか、楽しくなって開放的になっているのか、分からないけれども、タイガ君らしいなと思った。根拠は無いけれども。無垢な笑顔を浮かべるタイガ君がそこに居た。

 

根拠は無いけれども、「正解」だと、そう思った。ふたりの関係として、花丸100点満点、理想のカケルとタイガ君がそこに在った。

 

これも腐媚だとかなんだとか言う奴がいたらバラバラにしてやる。

 

 

キャストの皆、いくら自分で声をあてたキャラクターとはいえ、たった映画2本分、しかも各々に割り当てられた描写はほんの僅かであり、他は円盤特典やドラマCD程度という圧倒的に情報量が不足している中で、よくここまで納得させられるだけのキャラクター像を作り上げ私達に見せてくれた、魅せてくれた。本当に有難い気持ちでいっぱいだ。

 

そんな彼等を見ていると、やっぱりこの作品を諦めることは出来なくて、この先を見たいと願ってしまう。

 

複雑な想いを抱きながらも、最後にこれだけは言わせてほしい。

 

 

 

「ありがとうの代わりに、好きって言わせて」

夢色キャストDREAM☆SHOW2017

10月7日に、恋するミュージカルリズムゲーム「夢色キャスト」初のライブイベントが幕張メッセで開催された。アプリゲーム2周年の記念も兼ねた、そして、キャスト7人全員が集結する初めてのイベントでもあった。

 

 

 

まず簡単に、夢色キャストとは、夢色カンパニーという名のミュージカル劇団の中で「脚本家とキャスト7人が織りなす青春ドラマ」であり、プレイヤーはリズムゲームをプレイしながら座付の脚本家として彼等と苦楽を共にしたり恋に落ちたりすると言うのが主な物語である。
f:id:tachimi:20171008183631j:image(左→右)

朝日奈響也(CV.逢坂良太):夢色カンパニーの主宰。王道王子枠

橘蒼星(CV.豊永利行):響也の幼馴染。劇団員兼、カンパニーの裏方業務全般を担う。過保護(対響也)眼鏡枠(※推し)

城ヶ崎昴(CV.畠中祐):怪我によりサッカー選手への夢が閉ざされた後に、ミュージカルと出逢う。劇団内ではアクション指導を担当。ムードメーカー元気っ子枠

藤村伊織(CV.花江夏樹):歌舞伎の世界からミュージカルへ。演技指導担当。ツンツンデレ

新堂カイト(CV.林勇):俺様ボーカリスト。歌唱指導担当。だめんず・うぉーかー育成枠

桜木陽向(CV.上村祐翔):元天才子役。衣装・ヘアメイク担当。あざと小悪魔枠

雨宮仁(CV.小野友樹):ブロードウェイ出身のダンサー。ダンス指導担当。エロい兄枠

(※一部、公式HPより抜粋)

 

若干悪口に見えないでもない紹介含め、出演者(の演じるキャスト達の)ざっくりとしたキャラクター像はこのような感じだ。

 

 

 

 

 

 

スタンド席の入口へと段を登った瞬間、そこはまさに、夢の世界だった。

 

とても今日1日だけの、しかも1公演の為だけのセットとは思えないつくりであった。

赤い絨毯を敷いたような大階段のメインステージ、小さいながらもバクステも存在していた。

 

自慢ではないが、物心ついたときからジャニーズ事務所のエンターテインメントの世界に魅了され続けてきた(自分でも書いていて悲しくなるくらいに自慢にならない)私ですら、そのステージを見た瞬間、周囲の若い子達に混じり「キャー♡♡♡すごーい♡♡♡♡」と声をあげてしまった。

 

更に、5分前にもなるとスクリーンに各キャラクターからの今日の意気込みやメッセージが映像として流れ、会場の興奮は最高潮に。

 

 

そして、開演。

 

 

 

 

 

「「「「「「「 Welcome song, welcome dance……」」」」」」」

 

OP曲であるCALL HEVEN!!(以下コルへ)と共に、黒燕尾服を纏った7人のキャストが登場。

 

「 扉開けて 別の世界へと  君を連れ去りたいプロローグ」

「驚いたかい?  もう戻れないんだよ  だから楽しんで my world」

 

主宰と推しが歌い繋ぐと、そこはもう幕張メッセではなく夢色カンパニーの劇場だった。それからは各パートごとにコンビで肩を組んだりアイコンタクトをしたりと、それぞれの関係性がよく表れたパフォーマンスを各自が織り交ぜながら、一瞬にして会場を7つの色に染め上げた。

 

コルへの後は怒涛のソロ曲メドレー、個性をむき出しに、キャラクター本人としての各自の生き様を余すことなく見せつけた。

 

そして休む間もなく、ゲーム内でも人気の高い公演曲を次々と披露。

始まるまで気になっていたのが、夢色キャストはミュージカルを題材とした作品の為、公演(曲)の度に衣装の使いまわしが不可能であるという点だ。しかし、まさかたった一公演のためにそこまで……と期待半分妥協半分の姿勢でいた。

 

見事に裏切られた。

 

全楽曲の全衣裳を、ゲームのキャラクター達が着ているデザインそのままに再現されていたのである。

衣裳を着てただ歌い踊るだけではなく、「役を演じているキャラクターとしての」小芝居を挟んだりモニター等を使用しての演出も手を抜かず、アイドル作品としっかり区別をつけた「レビュー」を披露した。かたくなにLIVEとは言わずに、DREAM☆SHOWと掲げただけはある。

今回披露された公演曲はすべてソロまたは2人で歌うもので構成されていたからこそ可能であったとはいえ、曲順や衣装替えなど些細なミスですら命取りになる。舞台裏ではまさにジャニーズのコンサートと同じような光景が繰り広げられていたに違いない。

いかにキャスト陣や制作陣がこの作品をこのたった一回の公演を大切にしてくれているのかが十二分に伝わってきた。

 

 

 

そう、ジャニーズのコンサートといえば、トロッコでの客席登場が定番だが、まさかここでそれを見ることになるとは思わなかった。

 

アンコール前の最後の楽曲でトロッコが登場、スタンドを一周して物理的にも客と近づく工夫をしてくれた。お客様を第一に考える夢色カンパニーの信念を様々なかたちで体現してくれたのである。

 

 

 

ここで、私個人の各キャスト達への感想をそれぞれに書いておきたい。

 

・逢坂さん

6月のファンミ以来2回目。艶のある良い意味で癖のない歌声がまさにカンパニーの軸といったところ。響也として居てくれているときと、後に触れるMCタイムにおいての素の口の悪さ(ボケ6人に対し、ツッコミが逢坂さん1人という重労働ゆえ仕方がないといえよう)の高低差が良い。私もあの絶対零度の視線付きで怒られたい。

実は今回がご本人にとって初ライブだったようで、幕が上がる直前まで「緊張する…」と呟いていたことを豊永さんに暴露されていたのが驚きの落ち着きようだった。まさに主宰。

肩から二の腕にかけてのラインがセクシーなことを発見。ありがとう、Sand Mirage(の衣装)。

 

・花江君

今回が初。ソロ曲の間奏でリズムゲーム中に聴ける伊織のパートボイスを差し込んで来たり、最後の挨拶でも伊織として彼の好物ネタを盛り込んだり(ツンツンデレな彼はテンションが上がっている今しか言えないだろうからという前提で)「愛している」と言ってくれたり、サービス精神旺盛な人だという印象。また、MCタイムで水分補給をしようとしたときに逢坂さんのペットボトルだけステージ上に無いことが発覚した瞬間、いち早く自らの水を差しだしてあげていた優しさも素敵。

個人的にものすごくタイプ。顔が。

 

・勇さん

6月のファンミ以来2回目。他キャストに「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」と称されるうちのひとり。バンド活動を通じて培ったと思われるパフォーマンス力と空間支配能力の高さが印象的。トロッコによる客席登場時も、他キャストが客席のどの方向を見ているかをさり気なく確認し、置いてけぼりになる客が出ないように身体の向きを変えていたのが忘れられない。

キャラクターに合わせた俺様感溢れる演技と少年のような素の笑顔のギャップの暴力。

カイトさんソロ公演楽曲「神々の戦宴」で巫女のような神のような装束を纏い静かに歌い上げる姿には神々しいの一言、それに向かい松明のような輝きを放つオレンジのキンブレやペンライトをかざす客席の我々はさながら宗教儀式のようであった。

 

・上村君

6月のファンミ以来2回目。可愛い。ひたすら可愛い。陽向として喋るときも素で喋るときも会場全体がきゅんきゅんしていた。陽向個人のソロ曲「硝子のシューズが似合わない」では、元天才子役が処世術としてつくりあげた悲しいくらいに完璧なあざとさを見事に振り付けに落とし込んでいた。ちなみに当ブログの「硝子のシューズは痛いだけ」というフレーズはこの楽曲からの引用である。

締めの挨拶で、一番最初にステージに出てきて客席のペンライトを見た瞬間に思わず「綺麗……」と呟いてしまったことや衣装替えにハケている僅かな時間でさえも「もう一度あの景色(客席の光)が見たい」とそわそわしていたことを一生懸命に伝えてくれる純度100000000000000000000000000%さに心身が浄化された。

 

・祐君

何回目か(ざっくり)。「ウチ(夢色カンパニー)のヴォーカリストたち」のもうひとり。今まで参加してきたものが舞台挨拶や接触イベントばかりだったのもあり、彼のパフォーマンスを観るのは実は今回が初。

見事に落とされて惚れて帰ることになった。多分、あの日賢プロコンビ(勇さんと)に落ちなかった客は居なかったと思う。軸のぶれない綺麗なダンスに加え、昴の持つ温かさや力強さに溢れた歌声に、ときめくなというのは無理な注文だ。水色(蒼星カラー)のペンライトとキンブレを握り締めながら「たすくくんかっこいい~泣、しゅき。。。」と知能指数マイナス値の呟きを繰り返していた。

縮毛強制をかけたばかりなせいか、盛れていた。

 

・友樹さん

今回が初。とにかく声がセクシー。MC中に急遽開催された「おねーさん選手権(陽向がゲーム内でプレイヤーのことをおねーさんと呼ぶことからステージで上村君がそれを発する度に黄色い声があがるのを嫉妬?した一部キャストの提案により、それぞれの自キャラクターの言い方でおねーさんと言い競うカオスな選手権)」において、「2周年の今日、今夜、どう?俺だけのお姉さん」と吐息混じりに意味深にとんでもなく色っぽい台詞を披露しヲタクを一気にオンナへと変化させた、かーらーの、全開にっこり笑顔のギャップ。以前ネットの海のどこかで「おのゆの笑顔はまさに、守りたいこの笑顔……って感じ」といったような呟きを見たことがあるが、まさにその通りであった。

また、最後の挨拶では物販開始直後の時間帯にブラインド式缶バッジを購入した客全員が何故か仁さん確定ガチャ状態となっておりSNSをざわつかせていたことについて触れ、誰も傷つかない言い方でそれを笑いに変えていたのも印象的であった。本当に良い人なのだろう。

 

・豊永さん

今回が初。顔面と声帯がどストライクに好き。

知るきっかけはベタに某フィギュアスケートアニメ。今まで、良い声だなと思う声優さんは何人もいたが、「好きな声だな」と思ったのは初めてのことだった。そしてあるとき偶然にTwitterで顔を知り一目惚れをした、というのが一連の流れである。(後に既婚者と知りガチ凹みした)

実際の姿も、好きな顔で好きな声だった……ここに来ていきなり文章が崩れ始めてきているのは気のせいではない。どう書けばいいか分からないくらいに好きな顔で好きな声だったのだ。(大切なことなので)

大倉とは全然違うじゃないか、という声が聞こえてきそうだが、私はあくまでも彼の顔面は観賞用として好きな顔面であるというだけであり、実際に好きになるのは花江君や豊永さんのような目が細…切れ長眼鏡ばかりなのである。あ、そうだね、花江君も既婚者だね。(遠い目)

声が好きだから蒼星推しになったのか、蒼星が好きだから豊永さんの声がより好きになったのか、卵が先か鶏が先かという問題は未だに自分の中で答えが出ることは無いのだが、そんなことはもうどうでも良いのである。

ただ、ただ、橘蒼星が豊永利行で良かった。蒼星でいてくれて有難う、と。

最後の挨拶で、「我々役者は個人で活動していて、普段は俺が一番俺が一番だけれども、蒼星としてステージに立っているときは他の皆がワーッてなる(言われている)のを見てると嬉しいんですよね」「蒼星としてソロで歌っているときも感極まりそうになって……」など、本当に全身全霊で橘蒼星としてこの瞬間を生きてくれた。蒼星推しで良かった、本当に幸せだと、心から思う。

 

 

 

 

 

最後の曲が終わり、ハケて。長いアンコールの後に再びキャスト7人が登場してMCタイムが始まった。

 

それと同時に、

 

「……ここからはやっと素で喋っていいんだよね?」

「俺らとして喋っていいの!!??(いい笑顔)」

 

とはしゃぐ小野豊永を皮切りに、6人が瞬時にゴリラと化し、その真ん中で呆れ倒す逢坂さんという地獄絵図がステージで繰り広げられた。

その後は何故か3:3に分かれステージの大階段に縦に並び座りあすなろ抱きの姿勢を取るなど意味不明な行動が続き、逢坂さんが「夢を壊すな!!」「先輩だけどごめんなさい、この、糞先輩共!!」と一蹴しようやくその場が収まるも、壊れた夢はもう元に戻ることは無かった……

 

 

 

いやでも、本当に仲が良いのね。7人。勿論、他の仕事で一緒になる機会が多かったり、事務所が一緒だったりと、この作品だけが彼等にとっての仕事でも繋がりでもないけれども、それでも、夢色キャストとしてこの7人でいる事が嬉しいという気持ちが溢れていた。

年齢もほどよくバラけているせいなのか、本当に夢色カンパニーの7人の空気感がそこにはあった。素で喋っているのに、そこには確かに夢色カンパニーが在った。

散々ふざけきったくせに、最後の挨拶は各自が演者としてキャラクターとしてそれぞれの方法で作品や私達に対する想いをしっかりと伝えてくれた。狡くないか、もう。

 

「じじ色カンパニーになるまでやりたいね!」「そしたら皆銀色だね!」なんて、この先の未来を楽しく話しながら。

 

 

 

そして最後の曲、「NEVER END STORIES」

 

「仲間」

 

という歌詞に差しかかった瞬間に、ステージの中央で、確かに響也と蒼星がしっかりと互いの肩を組んだのを、その光景を、私は一生忘れる事は無いだろう。

蒼星が少し背伸びをしていたように見えたのは気のせいだということにしておこう。

 

 

 

 

 

 

夢色キャストは、マイナーとまではいかないだろうが他の女性向けアプリに比べると正直少し影が薄いような気がしないでもない。

 

けれども、メインストーリーと個々の恋愛ドラマはフルボイス仕様であるし、掘り下げが丁寧だ。キャラクター演じるミュージカルの公演に合わせた個性豊かな楽曲もひとつひとつが素晴らしい。

 

もしも、これを読んだジャニヲタの中で少しでも夢色キャストに興味を持った人がいたらぜひDLしてみて欲しい。

貴方も世界にたった一人の脚本家になってみないか。

 

最近になって新たにライバル劇団も登場した、そちらをきっかけにしてもいい。一緒に夢色キャストの未来を創って欲しい。物語が終わらないように……

 

 


f:id:tachimi:20171010191334j:image

 

関ジャニ∞の好きなところ、素敵なところ

遅ればせながら、世界一可愛いちっちゃいおっさんとそのグループのお誕生日を記念して。

 

彼等を応援し始めてかれこれ干支を一周してしまうくらいの年月が経った。元々飽き性の私がこれほどまでの期間同じ人達を好きでいるというのは、まさに、「奇跡の人(達)」である。

 

何がこれほどまでに私を惹きつけるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

①顔が良い

まず、彼等は顔が良い。

7人7様に顔面偏差値が高い。薄顔から濃い顔までよりどりみどりでバランスも良い、やや、濃い顔の割合が大きい気はするが。

ちなみに、お察しの通り、私の好みのタイプは薄顔だ。

顔面の数値に反比例するかのように、偏差値は著しく低いところも良い。JAM LADYのようなサイコ―に頭の悪い曲があんなにも似合うサイコ―にかっこいい男達に、母性がはたらかないわけがない。

 

 

②上下関係がしっかりしている

何だかんだで、年下4人が年上3人に対し「対先輩」のスタイルを貫いていること。

最近で言えばエイタメのコメンタリーでの行動にそれが顕著にあらわれている。料理の注文をとったり運ばれてきたものを配膳したりを、4人が率先して行っていた。

また、年上3人がチームを組んだり話をしたりする姿があると、ファンよりも嬉しそうな反応をみせるのも、やはり年下4人である。先輩としての尊敬は勿論のこと、彼等が一番の「三馬鹿」ファンであるというのもたまらなく愛おしい点である。

 

 

③喧嘩が出来るところ

上下関係なく言うべきことを言い合える関係というのはなかなか築けるものではない。なあなあで済ませず、互いを高め合いグループを守る為に傷を負うことのできる勇気を全員が持っている。

 

 

④「ありがとう」

彼等はすぐにこの言葉を口にする。これもコメンタリーの話になるが、皆が皆ほんの些細なことで「ありがとう」とお礼を言っている。一度、その合計を数えてみようと試みたがすぐに断念したくらいには頻度が高い。

長年の付き合いだからこそ互いへの感謝の気持ちを大切にしなければならないという意識があるのか、意識しているからこそ長く付き合えるのか、彼等にしか分からないが、見習うべきことだ。

 

 

 

あらためて、本当に素敵なグループだ。

あらためて、お誕生日おめでとうございます。笑顔に溢れる一年となりますように。

最近のお気に入りコスメ

ジャニーズカテゴリーらしい記事を書けというごもっともな言葉が聞こえてきそうだけれども、

 

コスメが好き。

 

 

 

詳しいわけでもないしお金もちなわけでもないけれど、手の届く範囲であれこれ試したり買うのが楽しい。

 

自分の為でもあるし、自分の好きな人のファンはブスばかりだと他ファンや本人に思われたくはないからだ。それを踏まえると、実質、ジャニーズ記事だと言っても過言ではないだろう。

 

というわけで、最近の購入品の中から特にお気に入りのものを数点ピックアップし紹介していこう。

 

 

 

 

○ファンデーション
f:id:tachimi:20170922101155j:image

ポン☆コツ再生工場イベントのハイタッチに備えて購入。スキンケア効果をうたっているだけあって、落とした後にも肌がモチモチしっとりしているのを実感出来る。香りにも癒される。カバー力より艶感重視。

 

 

○チーク
f:id:tachimi:20170922102424j:image

ファンデーションをTUして貰ったときに衝動買い、リップにもチークにも使える練りタイプ。

 ファンデーションの後(パウダーの前)に頬骨を中心に軽くとんとんすると、内側から蒸気したような自然な頬になる。

私の購入したパウダーピンクは使い勝手の良い色味。チークとしてのみ使用する場合も、合わせるリップカラーを選ばない万能さ。

 

 

○リップ
f:id:tachimi:20170922103134j:image

リップはボビィブラウンの一本にする、浮気しない!という誓いはどこへやら。

メイクの中でも一番リップメイクが好き。その日の気分でアイテムを変える、お守りのような要素もある。今は3アイテムを主に使用。

秋冬に向けて赤リップが欲しくなり、RD462を選択。じわっと染みでるような色の出が可愛い。

 

 

○リップクリーム
f:id:tachimi:20170922104030j:image

艶々しすぎない使い心地がお気に入り。後のリップカラーがしっかりと密着するのに乾燥もしないという絶妙なバランス。香りもほんのり柔らかく丁度いい。

 

 

 

 

そして今は、10月に発売予定の
f:id:tachimi:20170922104605j:image

コレが楽しみ。ブラウンがかった赤リップ、基本パープル~ピンク系のメイクの私にはなかなかのチャレンジカラーだからプチプラで試せるのは嬉しいね。

 

 

 

 

本日も自己満記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ジャニヲタとスキンケア

昔から肌が綺麗だと言われることは多かった。

 

肌「は」綺麗だ。顔面のパーツと配置の総合値はそうでもない(オブラート)のだから、肌「くらい」は綺麗でいてもバチは当たらないだろう。

 

 

 

しかし、9月に入り少し経ったころ、急に口周りが乾燥しだしファンデーションは塗ったそばからバリバリと剥がれ落ちるようになり、赤い大人ニキビが顎を支配するようになった。

通常のスキンケアの一回量を増やしても皮膚科の薬を塗ってもどうにもならなかった為、とうとうスキンケア用品そのものを見直すことにした。

 

 

向かった先はKiehl'sである。母親がアイクリームを愛用しており、その効果を間近で見てきた信頼から選択した。

 

店に入ってすぐに白衣の店員さんが話しかけてくれた為、今の悩みを打ち明け、まずは肌の状態を確認してもらうことになった。


f:id:tachimi:20170918120030j:image

 

絶望的な結果がそこにはあった。

 

店員さんも、声色こそ優しいがもはやお叱りに近いアドバイスをこんこんと説きはじめたレベルである。

唯一、毛穴が無いことは褒めて(?)貰えた。

 

夏の紫外線によりバリア機能が失われ化粧水等のケア用品が効果を発揮することが出来ない状態であり、まずは肌自体を修復するところから始めなければいけなかった。

 

そして、普段の私のスキンケアから変えられそうなものや差し込めそうな商品をピックアップし紹介してもらった結果、洗顔料と化粧水と美容液の購入を決めた。

 

 

 

洗顔
f:id:tachimi:20170918122235j:image

モコモコの泡の中にほんのりスクラブを感じる程度の優しい洗い上がり。確かに後の化粧水の吸収率が良い。夜、お風呂でのみ使用。

 

○化粧水
f:id:tachimi:20170918122557j:image

薬草っぽい匂いがする、好きな匂い。モチモチするのにベタつかない。ぐんぐん染み込むのを感じられるから、「ケアしてる感」にテンションが上がる。

 

○美容液
f:id:tachimi:20170918123140j:image

夜のスキンケア時に、ニキビに軽く乗せるように塗る。使い始めたその日から赤みが引き顎の凹凸が改善されるのを実感。

 

 

 

先週の木曜日に購入し一週間も経たないうちに、口元のファンデーションは浮かなくなりニキビもほとんどなくなった。

今まで、メイク用品にはお金をかけてもスキンケアはDS商品ばかりでそれで何も困るようなことは無かったのだが、今回のトラブルを通じて、土台となる肌自体がしっかりしていないと折角のメイクも意味をなさないのを痛感させられた。

会計の際に清水の舞台から飛び降りるような気持ちになっただけはある、と。

 

これらのスキンケアをこれからもずっと続けるのは(財力の面で)私には少し厳しいところがあるが、使い切った後も、出来る範囲でスキンケア用品の見直しをしていきたいと思う。DSコスメだって優秀だもの。

 

 

 

Kiehl'sの店員さん、優しくも的確な指導を有難うございました。

 

 

さあ、肌を綺麗にして、よりメイク乗りの良い状態で推しや担当に会いに行こうではないか!

畠中祐・悠太のポン☆コツ再生工場ステージイベント

畠中祐・悠太のポン☆コツ再生工場」とは、毎週土曜日に若手声優・畠中祐君とぽっちゃりでお茶目な謎の男性佐々木悠太さんがパーソナリティを務める東海ラジオの番組である。

 

その、番組初のトークイベントが9月3日11時と14時の2公演、名古屋で開催された。

 

 

 

 

軽率に、行ったよ。

 

そして、軽率にプレゼントデビューもした。

 

一年前の秋に初めて声優さんのイベントへ行って、プレゼントBOXの存在は勿論、その中に服を突っ込んでいる人がいたのに衝撃を受けていた側の人間が、まさか一年もたたないうちに同じことをしているとは思いもよらなかった……

 

きっかけとなった出来事はふたつある。ひとつは、彼が8月17日に23歳の誕生日を迎えたこと、もうひとつは、大阪のリリースイベントの際に「最近お洒落に目覚めてきた」という発言が出たことである。

 

正直、今までイベントで見てきた彼の服装の中で、「良い」と思えるものはひとつも無かった。正直、「中学生かよ」と、何度も心の中でツッコミを入れてきた。(それらがファンからのプレゼントだったら、色々な意味で申し訳ないが)。

これはチャンスだと思った、誕生日にかこつけて服を贈り、少しでも改善の兆しが見られれば万々歳だと。別に着てもらえなくても良い、こういう服が似合うのではないかという第3者の視点を少しでも意識して貰えたら、といった程度の希望である。人に見られるお仕事だから、特に。

 

今まで行ったイベントや過去のTwitterを遡り(無いだろうなと思いつつ♡欄に好きなブランドのアカウントとかないかなと探してみたらパフェが有名な喫茶店の記事にお気に入りをつけているのを発見し悶えた)、彼の好みそうな系統を調べ、ブランドのチョイスは若手俳優ヲタクの方々のブログ記事を参考にさせていただいた。

 

そして、実際にお店へと出向き、彼氏へのプレゼントの体で店員さんにサイズ感等を相談しつつ、似合いそうかつ使いまわしやすそうな一着を購入。

あとは、地元限定のファッション雑貨を別に購入。手紙と簡単なメッセージカードを添え、母親にバレないよう当日までクローゼットの奥に隠しておいた。母とはたまに互いに服の貸し借りをするため、何となくバレていたような気もするが、直接言われない限りバレていないことにしよう。

 

 

 

そして当日。朝6時前に起床し、2時間近くかけ、この日の為に新しく買った化粧品(※ちなみに、ボビィブラウンの漢方ファンデとクリームチークだ。ファンデーションは付けているだけで肌の調子を整えてくれ、チークは絶妙な色味と艶感で理想の血色感を叶えてくれる非常にオススメのアイテムたちだ)や以前からの愛用品たちを使用し顔面を構築しコテで髪をぐるぐると巻き、新幹線で名古屋へと向かった。

 

会場の東別院ホール前に整理番号順に並び、入場後は好きな席に座るという斬新なシステムで1回目は3~4列目あたり、2回目は調子に乗って最前列に陣取った。

 

そして開演、先に出てきて注意事項を読み上げていた悠太さんに紹介され、畠中君が登場。今回も服装はお察し。可愛いけど。

 

ふたりのフリートークに始まり、畠中君が前日に名古屋観光をしたときの写真の解説があったり、色々な食べ物に味噌やソースをかけて食べて悶絶する姿を見させられたり、リスナーの質問に答えたりと、合間合間に頻繁にふたりの男子中学生レベルの下ネタが挟まれながらポンコツな時間はゆるゆると過ぎていった。

 

食べ物のコーナーでは、抽選で選ばれたファンの子がステージに上がり味噌やソースのかかったティラミスや心太を畠中君に文字どおり「あーん」して食べさせてもらうというある意味強烈な罰ゲームが執行されるという流れがあったのだが、これには流石のセクシー目隠しゲーム先輩もびっくりだ。

 

 

イベント終了後には、缶バッジ購入者限定のハイタッチ会が開催され、勿論、1部2部両方とも参加した。
f:id:tachimi:20170904001411j:image

↑祐ニャン飼いたいฅ•ω•ฅ
画像の通り「まったりハイタッチ」会である。ベルトコンベアのような流れ作業は嫌だという本人の希望から、ゆっくりと手を合わせ3往復は話が出来る、そんなペースでのハイタッチだった。参加人数が200人もいない、小規模の地方イベントだから可能なことだ。

 

2回とも言いたい事を全て伝えられた、大変満足度の高いものだった。日本橋のリリースイベントでの失態は忘れよう。

 

今でも思い出してにやけてしまうのが、1部で誕生日プレゼントを入れておいたことを伝えたときの反応である。

「遅くなっちゃったんですけれど、誕生日プレゼントを入れておいたので良かったら受け取ってください」といった私の言葉に対し、両手で握りこぶしをつくり、それを胸元に引き寄せ、物を抱き抱えるような姿勢をとりながら、「有難うございます!しっかり、受け取るね!!」とキラキラの笑顔を向けてくれた瞬間だ。

 

私限定のSSR(覚醒済み)、といったところだろうか。ポーズ、笑顔、声、その全てが可愛くて可愛くて。カードにして。

 

「受け取るね!!」って何だ、「ね!!」って。可愛すぎるだろうよ。

そして、「しっかり」受け取るというまっすぐな言葉がとても嬉しく、とても彼らしい言葉のチョイスだと思った。

 

顔が好きだとか声が好きだとか、コレという明確な好きがあるかと聞かれれば答えるのが難しい。確かに歌声は好きだ、疾走感のある爽やかさやバラード曲でみせる優しさは耳に心地よい。

けれども、何よりも彼のまっすぐな姿勢が好きだ。今回のイベントで使用していた進行台本(ホッチキス留めプリント)もクシャクシャになるくらいに読み込まれているのに気がついて、たまらなくなった。

 何事にも全力で、誰に対しても真摯なのだ。

 

このように全員と丁寧にやりとりをしていたから、きっと、1部と2部の間なんてろくに休憩も取れなかっただろう。本当にお疲れ様。

 

 

 

 

 

 

チケットが余ってるみたいだから、名古屋なら近いし、なんて言い訳のようにして参加を決めた今回のイベント。行って本当に良かった。畠中君の事がますます好きになる時間だった。

 

彼が若手声優の中でどのくらいの人気なのかは私にはよく分からない。一応地方とはいえアクセスのいい名古屋で(おそらく)チケットが捌ききれていないと思われる現状は、関東・東海地方以外から来た人が私含め数えるくらいしかいなかった状態は、どう評価されるのか。

事務所が推したい推しているのは分かるけれども、集客力が弱ければ周囲にゴリ押し扱いされたり推しが弱められるかもしれない。

 

声優さんのイベントはそのほとんどが東京で開催される為、関西住みの私がそれらを追うのはかなり厳しい。けれども、彼が笑顔でいられるように、素敵なお仕事に巡り会うチャンスが増えるように、出来る範囲で彼のお仕事にお金を払いたいと思った。まずは、radikoプレミアム会員になりポン☆コツラジオを聴くことから始めよう。2回目のハイタッチで約束したからね。

 

次に会えるのは10月の夢色キャストライブだ。それを励みに、私も頑張ろう。

 

 

 

最後に、ジャニヲタ(主にエイト担)向けに宣伝を。スパイダーマンホームカミングで主人公を虐める少年フラッシュの吹き替えを畠中君が担当してるから是非観てね!以上!

浪費図鑑

私もそれなりには「浪費女」なのだろう。

 

周囲にいわゆる一般人の友人知人が存在しない、そもそも友人と呼べる存在がほとんどいない私には、私という人間がどのようにカテゴライズされるべき人間なのか分からないのである。

 

けれども、この著書に出てくる女性たちの言葉に胸をうたれたり、共感したり、ときには驚いたりと、さまざまなかたちで心を揺さぶられている時点で、「そう」なのだろう。費やした金額の大小というよりかは、気持ちの向け方といった点で、私は彼女たちと似た生き物なのだろう。

 

 

 

 

 

 

私は一昔前まで、あんスタで浪費する女、ジャニーズで浪費する女、だった。

 

あんスタは推しキャラクターのCV.が変更されるのをきっかけに泣く泣く卒業せざるをえなかったのだが、約一年半の間で湯水のようにお金を使った。

 

推しがランキング報酬☆5のバレンタインイベントでは、推しのカードが最大枚数(5枚)貰える順位層に入る為に特効ガチャ(イベントを有利に進められるカードを手に入れることが出来るもの)分含め数日間で諭吉数人とお別れをした。

あんスタは、カード1枚で2種類の絵柄を楽しむことが出来る。同じものを何枚重ねても推しの表情は同じである(カードの性能は上がる)。けれども、私には違って見えた。1枚だけの推しのカードと、また別の種類の5枚重ねの推しのカード、その両方で推しが笑顔を浮かべていても、5枚重ねの推しの笑顔の方が輝いて見えていた。プライスレス。

 

推し推しユニットのメンバー以外にも推しが居た。推しと同じ部活の先輩後輩、眼鏡の生徒会副会長、双子の兄、執事……彼等がガチャに来ればランキング報酬に来ればなんの躊躇いもなく課金をした。

エージェント蓮巳とカンフーひなたを出せないままアンインストールする結果となってしまったことには今でも悔いが残っている。

 

ただのデータだと言う人もいるだろう、グッズで同じ柄が出るからそれを買えば良いじゃないと考える人もいるだろう。

 

私は、私のスマートフォンの中で推しを出したかった。推しを住まわせたかった。アプリを起動すれば他プレイヤーを諭吉で殴り手に入れた限定衣裳を着た推しが笑顔で私を出迎えてくれる、カード一覧を開けば「とてもえっちで、ばっちりスケベ(本著内のウォンバットさんの言葉をお借りすれば)」な高校生達が私の心を潤してくれる。

単純に、グッズを身につけることに抵抗があるというのも理由のひとつではあった。

 

あんスタの絵は私にとって、心のカロリーメイトだった。日々の生活でどんなに荒んでも傷ついても、彼等が色々な意味で奮い立たせてくれた。この浪費に、後悔なんてない。

 

離脱する直前のイベントで、推しカプが手を繋いでいるカードを出してくれた公式には、今でも感謝している。

 

 

 

 

「ジャニーズで浪費する女」の私は、濱田担のときの私だ。

 

貯めたお小遣いやお年玉を使って一公演一公演を純粋に楽しんでいた子供は、徐々にアルバイト代を全てつぎ込む女へと変わっていった。

 

某外部舞台の時期は、毎週のように東京へ行った。日を追うごとに深みを増す自担の表現力や役への解釈をこの目で確かめたくて、その変化を実感したくて、突発的にチケットを取り、交通機関を手配したときもある。ジャニーズ公演とは違い、日時を選べば、公演の数日前でも公式で一階一桁列のチケットが容易に取れる環境であったのも大きい。 大学よりも演舞場に居た時間の方が長い、そんな4回生の10月だった。

 

交通費も馬鹿にならない。新幹線だけでなく夜行バスも利用するようにはしたが、4列シートは耐えられないし、3列独立シートでも後ろの席の頭のおかしい女(大きな加湿器を抱えて寝ていた女、私が座席を少しでも倒そうとすると容赦なく蹴りを入れてきた)(今でも腹が立っているためわざと口悪く書いている)に遭遇して以降は、電動シートの座席を取るようにしたため、新幹線で往復する場合とそう変わらない出費だった。

美味しいものを食べることも好きなため、行く度に銀座のチョコレート通りでパフェやケーキを食べたり、東京駅の少しリッチなお弁当を新幹線に持ち込んだりと、地味にお金は出て行った。

 

同年のデビューをかけた公開オーディションのような松竹座公演は、自力で取れた公演などほとんど無かったため、四六時中掲示板やサイトに齧りつき、口座残高と相談しつつときにはある程度席を妥協しつつも、B公演とG公演(自担がメイン出演する公演)のチケットは全公演分揃えた。自分が行きたいのは勿論、他の子のファンでなく自担のファンが1人でも多く客席にいる方が良いと考えたから。少しでも事務所へのアピールとなるよう、公演に入る度にグッズも購入した。

おかげで2013年末は、給与が振り込まれるまで数百円の所持金で過ごすこととなった。実家で助かった。

 

身綺麗にするのにもお金はかける。お洋服お化粧品も元々大好きだけれども、何よりも、中学生のころからいわゆる「松竹座のお姉さん」達を見て育った身だ、自担のヲタクはデブスだなと思われたくないしステージから客席を見た自担にがっかりしてほしくないのである。これも一種の愛だ。

ヘアスタイルについては長年髪を切って貰っている美容院の店長さんに頼むため、指名料がそれにプラスされる。微々たるものだが、ちりも積もれば、とやらである。

 

費やしたのはお金だけではない。外部舞台のときは毎公演手紙を書いて同担たちと隙間なく並びながら遠くに見えるかねふくの看板を見つめながら長い時間彼を待っていた。

奇妙な集団を面白がった外国人観光客に写真を撮られようが、周囲のヲタクの香水の臭いに気力体力を奪われようが、自担が現れた瞬間、すべてが吹き飛んだ。彼が話してくれたり質問に答えてくれたりするわずかな時間、待ち時間の十分の一程度の時間が、当時の私にとって何物にも代えがたい宝物だった。

人の少ない平日公演に入るようにしていたからか、千穐楽のときに、一瞬だけれども他とは違う反応をしてくれたときは、「もう、このために生きてるな…とすら思った(本著内のシャチホコさんの言葉をお借りすれば)」。

 

けして認知などではない。お金を稼げるようになってからは、私にとっての最後の濱田君のコンサートまで視界に入る席に居るようにはしていたから見たことがある程度には思ってくれてはいただろうが。私にとってはそれで十分だった。それよりも彼が笑顔でいてくれること、彼がデビュー組としてステージに立てている今と未来に少しでも貢献出来た過去、その全てが私の浪費であり愛だった。

 

 

 

 

これが私の告白。

 

今の私は、コンサートや舞台の公演は当たったチケット当たった席で大人しく入っている。

ゲームの課金は、ほどほどにするよう気を付けている(某イケメン役者育成ゲームの推しのバースデーカードを1枚出す為に数分で諭吉が何人か消えたのは最近の話、そして結局推しは1枚しか出ないまま6月が終わってしまった)、気を付けるように努力はしている。

 

どちらの世界においても、到底「浪費女」と名乗れるようなレベルではないが、過去、その行為によって得られたものかたちではない何かは彼女等と同じであると考えている。

 

何度生まれ変わっても、私は同じ愛を払いたい。