2017年下半期現場まとめ+α
下半期の現場が全て終了した為、年が明ける前にまとめておきたいと思う。ブログに記事としてまとめているものもそうでないものも。
7月
・ジャニ勉番協
FUJIWARAと中村静香ちゃんの回。FUJIWARAのお陰で、収録時間中、メンバーも客席もずっと笑いっぱなしのとても楽しいひとときであった。静香ちゃんもずっとニコニコしていて可愛かった、胸元が強調されるような衣装では無かったのに色っぽい身体つきなのが見てとれたのは流石プロ。
入場前にロビーで整列していたら、頭上の渡り廊下からすばちゃんがひょこっと顔を出して「あっ!」と天使の笑顔を向けてくれたり、大倉が右腕をひょいと挙げて軽く挨拶してくれたりと、嬉しいサプライズが。収録中もセット転換のわずかな時間に大倉がのそのそと客席までやってきて話しかけてくれるなど、「番組協力」として参加してくれている者一緒に番組をつくりあげる者への敬意とサービス精神が感じられ、あらためて彼等のことを好きになれた時間であった。そして、久しぶりに間近で観た関ジャニ∞(亮ちゃん欠席)はやはり顔面が最高であった。
・JAM大阪
JAM名古屋に記述する為、省略。
・畠中祐「STAND UP」発売記念イベント トーク&お渡し会
突き抜けるような歌声、まっすぐな力強さが良い。トークの(自他ともに認める)ポンコツっぷりからは想像できないパフォーマンスのギャップ、振り幅。セカンドシングルは勿論、個人名義でのライブもいつか開催してくれることを願って。
8月
JAM名古屋2公演
「今」提供できる関ジャニ∞のすべて放出したライブだった。まさに、ジャムのように煮詰められた、濃厚なライブであった。
掬っても掬ってもビンの底が見えない、そんなグループだ。
9月
畠中祐・悠太のポン☆コツ再生工場ステージイベント両部
東海ラジオのレギュラー番組の公開収録。このイベントへ行くまで番組自体を聴いたことも無かったが、帰宅後すぐにradiko.jpのプレミアム会員に登録。若手声優といい歳のおじさんが小学生レベルの下ネタトークを繰り広げたりしょうもない話をぐだぐだとしているだけなのだが、疲れたときに聴くにはちょうど良い(褒めている)。
10月
・夢色キャストDREAM☆SHOW2017
いわゆるキャラクターライブ(正確にはこのイベントはライブでなくSHOWなのだけれども)に参加するのは初めてだったが、まさに夢の世界であった。
上手くは言えないが、キャラクターが実在した。実際に存在しているのは声帯を担当するキャスト達ではあるのだが、全身を使ってキャラクターを表出させていた。ある人は自らにキャラクターを憑依させるかのように、またある人は自らをフラットな状態に保つことで、声のみでキャラクターを表現したりと、各々のやり方で夢色カンパニーをつくりあげていた。
・KING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING!夜の部
この作品に関しては色々と複雑な想いを抱えてはいるのだが、キャスト達が皆自らの演じるキャラクターを大切にしてくれている誠実に向き合ってくれているのがこのライブを通してあらためて伝わったのもあり、この先を、作品の未来を、見たいと願うばかりである。
12月
・音楽朗読劇ホムンクルス
3.5次元のエンターテイメントを目指す音楽朗読劇プロジェクト「Reading High」の第一回公演、10日昼の部を観劇。
豪華キャスト陣によるト書きのない台詞のみの朗読で進められる物語、それを引き立たせる生の音楽と派手な舞台演出等々……綴りたいことは沢山あるけれども、今回は一番のお目当てであった豊永利行さんについての感想に的を絞りたいと思う。
禁忌の術によって生み出されたホムンクルスの4兄弟を巡る物語の中で、豊永さんの役「バルド」は「完全体だが表情が作れないホムンクルス」であり、ムードメーカー的存在の3男だ。どんな場面でもどんな感情を抱いても常に笑顔を浮かべている。「誰からも愛される少年のようなキャラ」である彼は、お喋りをしながら腰に手をあてたり小首を傾げたりと、あざとささえ感じられる程チャーミングだった。
自分の出番ではない瞬間でさえも、豊永さんは「バルド」であった。登場のない場面では役者個人に当たっているライトは消灯され各自に用意されている椅子に座って出番を待つことになっているのだが、その待機時間ですらも彼はキャラクターとして生き続けていた。お利口さんな男の子のようにちょこんと座り膝に手を乗せ両足を前に投げ出すようにしてバルドとして生きていた。
そして何よりも驚かされたのは、物語の終盤に現れたもうひとつの役としての豊永さん。この二役目は重要なネタバレ要素となるので事前情報としては知らされていなかった、バルドとは正反対の役どころ、温かみが一切感じられない人物であった。一瞬のうちに変身、それはただに声色を変えるだとか演じ分けをするといった単純なものではなく、全く別の空気を纏っていた、憑依していた、その姿にぞくぞくさせられた。まるで関パニの信ちゃんのように「ちょ、おま、ふり幅広すぎるやろ……」と。とんでもない人を好きになってしまったと感じさせられた。
(※キャラクター紹介はパンフレットより一部抜粋・参照)
・豊永利行アコースティックライブ2017☆メルマガの皆さまへ。メリクリ☆昼公演
2017年最後の現場は最高の現場であった、最高のクリスマスイブであった。
アコースティックライブという形をとるにあたり最後列まで歌と想いが届くようにという本人の希望から、表参道のスパイラルビルの中にある小さなホールでこのライブは行われた。
前述した朗読劇では役者・豊永利行としての技術に圧倒され、今回はシンガーソングライター・豊永利行としての魅力を存分に楽しませて貰えた時間となった。
ギターとキーボードのみを従え、ホームパーティークリスマス仕様に飾られたこじんまりとしたステージに登場した豊永さんは、軽快なトークを交えながら、キュートでセクシーでお茶目でかっこよくて優しくて温かくて切なくて、一曲ごとに全く別の顔を「魅せて」くれるエンターティナー。歌詞に合わせて変化する彼の表情も仕草も、歌を引き立たせる絶妙なスパイスとなっている。
そして、客席をちゃんと見ていた。それは、目と目が合うといった直接的なことは勿論、一人一人に歌っている伝えてくれていると感じさせる力のある、とても丁寧な人なのだと知った。
丁寧なのはパフォーマンスだけではなく、話す言葉ひとつ取ってもそうだ。ある曲について「説明」するという言葉を用いた直後に「紹介(お話し、だったかもしれない)」すると言い換えたことがあった。また、ある曲に関しては「割と大切(大事)な曲」と続けかけた後に「割と大切(大事)って(言い方は)なんだろう、どの曲も大切(大事)だよ」といったニュアンスで言い換えたこともあった。
「説明」という言葉を否定したのは、客席と「対話する」というかたちのトークを大切にしているのだろう、一方通行ではなく「共有する」というスタンスでいたいのだろうと、想像した。「割と大切(大事)」という言葉を言い直したのは、その曲自体への敬意と同等に、観客それぞれにとって特別な一曲があるということを踏まえた上でフラットな立場でいることを選択した結果出た言葉なのだろうと、想像した。
とても素敵な考え方だと思った。
ど新規が分かったように書いているのは、我ながら可笑しい。かつての自分自身が、ど新規が知ったかぶった口ぶりで私の大好きだった人に関して語るのを鼻で笑っていたくせに。同じことをしてしまっているのだな。
けれども、誰かを新しく好きになるってすごく素敵で楽しいことだ。この煌めきをカタチに残しておきたい、大切にしてあげたい。それは悪いことではない、誰にも笑う権利なんてない。
そんな当たり前のことを、今年、新しく好きになった2人の男性に教えてもらった。
私のペースで、大切にしていきたい。
来年もどうかよろしく、出来るだけ長くよろしく。
そして何よりも大切な関ジャニ∞へ。
いつもありがとう。ずっとありがとう。
(※昨日のライブで購入したパーカーを羽織りながら)